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自死の理由

もし、自分の子どもが自ら死を選んでしまったら、本当の理由をどうしても知りたいと願うのが親の心だろう。

 

 2016年2月、仙台市立中学2年の男子生徒(当時14歳)が自宅で首をつって自殺した。生徒や教職員への聞き取りを中心に調査した第三者委員会は今年度内に答申をまとめるが、概要が明らかになるにつれ遺族側が反発を強めている。

 友人とやり取りした無料通信アプリ「LINE(ライン)」の内容などから「いじめが自殺の一因となった」と答申する一方で、加害者やいじめの具体的内容を「特定できない」とする方針だからだ。

 遺族は昨年12月、「いじめの状況を明確にして、再発防止に生かすべきだ」と調査の継続などを求める抗議文を市教育委員会に提出した。生徒が亡くなる前、遺族はいじめについて学校に相談しており、第三者委には加害者とみられる生徒の情報を伝えていたという。答申の概要に納得がいかないのもうなずける。

 第三者委は「強制力のない調査なので限界がある」と認める。そうであるならば、なぜいじめの内容が特定できなかったのか、丁寧に説明すべきだろう。その内容が納得できるものでなければ、調査に値するといえないのではないか。再発防止につながる答申になるよう望みたい。