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「私をいじめた人たちが変わってくれることを期待した」…

いよいよ3月が終わり、新学期、新生活が始まります。
ですが、
「片思いの人に告白したかったのにできなかった」
「家族に感謝を伝えられないまま、上京してしまった」
など“心残り”なことがある人もいるようです。
3月30日放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」では、そんな心残りなことを抱えている10代のリスナーに電話を繋いで話を聞いていきました。その中から、小中といじめにあった15歳の女子リスナーとのやりとりを紹介します。

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とーやま校長「中学3年生だよな。卒業式はもう終わった?」

リスナー「はい。終わりました」

とーやま校長「おめでとう。でも心残りな事があるんだよね?」

リスナー「はい。『私の事をいじめてきた子達が、変わってくれると期待していたことが心残り』です」

とーやま校長「詳しく聞かせて?」

リスナー「小学校と中学校とで2度いじめにあいました。最初は小学校3年生の時なんですけど、いまだに何が原因なのか心当たりが無くて。一緒に仲良くしていたグループの子が、ある時から仲間外れにする感じで、仲良く話したり、遊んだりすることが出来なくなってしまったんです。それで小学校の時に一回不登校になったりもしたんですけど、中学に入ったらそのいじめてきた子たちと同じ部活に入って仲良くしてたんです。でも2年生になるとすぐに、また元に戻ってしまって……」

とーやま校長「他の子たちはどうなの?」

リスナー「中学校全体で人数が少なかったので、ボス的な子が悪口を言ってしまうと、先輩も後輩もそれに乗っかってしまって、話せる子が全くいなかった状態でしたね」

とーやま校長「ボスもダメだけど、周りの子らも結局はビビっちゃってたんだろうなぁ。

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それで、そのまま中3でもいじめられていたの?」

リスナー「はい。中2から変わらなかったです」

とーやま校長「その2年間はどうしていたの?」

リスナー「中2の時にまたいじめにあって、そこからは学校に行こうとしても身体からサインが出て、体調を崩してしまう日が続いてしまって。病院とかにも通いつつ、2年生の時は学校に行かなかったんですけど、中3になる時に頑張って行ってみようって思ったんです。だけどメンバーは変わってないですし、病院に通ったりしていたので、みんなは今まで以上に私を避けるような状況が続いてしまって。そのまま中学校はリタイアしてしまいました」

とーやま校長「さっき、俺は“卒業できた?”って聞いちゃったんだけど、卒業はその学校でしたの?」

リスナー「はい。その中学校でしました。だけど、自分の意志で卒業式には出席はしなかったんです。なので卒業証書は中学校ではもらわず、その地域全体で不登校の子や学校に行くのが辛い子が通う適応指導教室で受け取りました」

とーやま校長「そこではどうだった?」

リスナー「最初の頃は馴染めなかったんですけど、友達が出来ました!」

とーやま校長「やったね。そっちに行って良かったね。春からはどうするの?」

リスナー「春からは高校に進学します」

あしざわ教頭「すごい!」

リスナー「ありがとうございます」



とーやま校長「でも心残りがあったわけでしょ?」

リスナー「はい。『私をいじめていた子たちが変わってくれると期待していたこと』です」

とーやま校長「もう一度仲良くなれるんじゃないか? って期待していたの?」

リスナー「そうなんです。

小学校の最初の頃は仲良かったですし、いじめられてもその時の楽しかったことを覚えていたので、中学校に入って1年生の時は仲良く出来たんだから、中2がダメでも中3だったらっていう甘い考えがありました。3年生の終わりまで、その気持ちを引きずっていましたね」

とーやま校長「そいつらに対してはがっかりしているの?」

リスナー「う~ん……。確かに、“変わってくれなかった”っていう気持ちはありますけど、“変われない人でもあるんだな”とも思います」

とーやま校長「そいつらが変わらなかったのは残念だけど、お前は良い意味でめちゃくちゃ変わったって思うよ。ちゃんと学校に頑張って行って、卒業ってゴールも自分の足で辿り着いて、さらに4月からは新たなスタートを切る。それ、全部自分でやった事じゃん! 正直、辞めてやろうとか思ったでしょ?」

リスナー「何度も思いました」

とーやま校長「そうだよね。でもこうやって俺たちと話が出来ているっていうのは、お前が一歩ずつ自分の道をしっかり歩いてきたからだよ。俺は、それさえ持っていればいいと思うんだよね。そのひとつだけで、お前の心残りはもういいじゃんって思うよ」

あしざわ教頭「そいつらにイヤな事をされたと思うけど、もう前を向いているわけでしょ?“そいつらのおかげで、楽しく生きられますわ!”って言えるくらいの強さを持っているはずだよ。自分でもそんな気がしない?」

リスナー「今、お話させてもらって、強く感じるようになりました!」

あしざわ教頭「この時点でも強くなっているし、そのつらさを知っている分、優しくもなれるし強くもなれると思う。

大丈夫だよ。いけるよ!」

とーやま校長「楽しい4月になるように祈ってるよ!」

リスナー「はい。ありがとうございました」
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