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遺族側が審議会委員2人解任求める!

青森市立中学2年の葛西りまさん(当時13)が昨年8月、いじめを苦にしたメッセージを残して自殺した問題で、遺族側が23日、市いじめ防止対策審議会の委員2人を解任し、審議会が作った報告書原案の一部を削除するか変えるよう求める要望書を市教育委員会と審議会にそれぞれ出した。

 要望書によると、原案には自殺の原因について、本人の素因や家庭環境に起因する「思春期うつ」にあると記載。遺族側は、この部分が特定の委員の独自の「自殺論」に沿ったものとして変更や削除を求め、この委員ら2人を解任するよう訴えている。

 さらに、学校の対応と自殺の因果関係の解明が不足しているとし、いじめ問題に詳しい専門家を審議会の委員に選任し、再調査することを求めている。

 審議会は11日、市教委への答申に先立ち、遺族側に報告書原案の内容を説明していた。