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中学生がいじめを考える

活発に意見を述べ合う中学生=諫早市役所

諫早市立中学校の全14校の生徒会代表ら計42人がこのほど、市役所に集まり、地域活性化やいじめ防止について話し合った。

 いじめの根絶や学校生活の課題などを話し合う目的で毎年、市教委が開催している。

 宮本明雄市長が講話で「皆さんが大人になる、ここ4~5年で市は大きく変わっていく。大きな夢をもって進んで」とエール。生徒からは「タブレット端末や電子黒板を授業に活用できないか」「新幹線開通を見越して、諫早ならではの駅弁を作れないか」といった質問や提案があった。

 全員で「諫早市いじめ撲滅宣言文」を読み上げた後、グループ別に討議。2014年にいじめで自殺した新上五島町内の中学生の作文を紹介した新聞記事を参考に「いじめの原因の『空気』とは何か」を考えた。「自分が対象にならないよう、いじめる側に立ってしまう人が多い」との分析や「誰にも相談できない環境を変えていくことが大事」という意見が上がった。参加者は今後、各学校に持ち帰り再び話し合うという。

 北諫早中3年で生徒会長の古川健心さん(14)は「同じ世代の意見が聞けて視野が広がった。話し合ったことを生徒会から発信し、みんなに深く考えてもらいたい」と話した。