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いじめの実体験描くゆうめい「弟兄」

ゆうめい「弟兄」再演チラシ表

ゆうめい「弟兄」が9月8日から12日に神奈川・STスポットにて上演される。

ゆうめい「弟兄」初演より。

ゆうめい「弟兄」初演より。

今年2月に開催された「下北ウェーブ2017」で初演された本作。主宰の池田亮が中学校時代まで受けた、いじめの体験をもとにした物語だ。出演者には初演に続き、古賀友樹、中村亮太、小松大二郎らが名を連ねている。

作品について池田は「僕の体験が基になっている劇ですが、当時は辛くて仕方なかったことも今では笑い話に変えられますよ、というような感じで作っております」と語り、「初演よりもパワーアップしているので、どうぞよろしくお願いいたします」と意気込みを述べている。なお演劇ジャーナリストの徳永京子、快快 / 三月企画の野上絹代青年団リンク キュイの綾門優季らによるアフタートークも開催されるので、気になる人はぜひチェックしてみては。

池田亮コメント

僕の体験が基になっている劇ですが、当時は辛くて仕方なかったことも今では笑い話に変えられますよ、とよういうな感じで作っております。初演では笑ってくれるお客さんも多かったですが、ただその中でどうしても苦しく残ってしまっている、変えられないような記憶というかトラウマが自分の中にまだ残ってしまっていることに気付き(今でもいじめられてた当時の夢を見て、自律神経の乱れにより起きたら身体が蕁麻疹だらけになっていたりなど)、それに対して今後どう向き合うのか、自分のように問題を抱える人たちもどうしていけばいいのかという疑問と不安を、再び演劇にするという手法で少しでも解消できればと考えております。初演よりもパワーアップしているので、どうぞよろしくお願いいたします。