「いじめ、学校に伝えたのに止まらず」
広島市佐伯区の市立中学校で昨年7月に3年生の女子生徒が校舎から転落死した問題で、「いじめがあった」とする調査結果を市教育委員会が設置した第三者組織が発表したことを受け、女子生徒の両親が弁護士を通じてコメントを出した。主な内容は以下の通り。
いじめの事実につきましては、あらかじめ審議会の方々からご説明を頂きました。そこでは、私たちが把握していなかったいじめの事実も多数報告されていました。
娘は、私たちにお菓子を作ってくれたり、マフラーを編んでくれたりする、家族思いの明るい子でした。また、いつも外に出て、近所の人にもよくあいさつし、周囲の人たちからも愛されるいい子でした。それだけに、娘が学校でいじめを受けていたことを思うと、大変つらい気持ちになりますし、娘がいじめを受けていることについては私たちから何度も学校に伝えていたのにどうして止められなかったのだろうか、という思いもあります。
学校に対しては、今回のいじめの事実を正面から受け止めていただきたいと願うばかりです。
学校の対応の問題点につきましては、現在審議会の方で調査中と伺っていますので、その調査を待ちたいと思います。真実が明らかになり、二度とこのようなことが起きないことを願います。