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両親「担任のいじめなど原因」

愛知県一宮市立浅井中学校3年の男子生徒=当時(14)=が昨年2月、「担任に人生を壊された」とする遺言を残して飛び降り自殺した問題で、男子生徒の両親が6日、自殺は、当時担任だった男性教諭による「いじめ」などが原因として、一宮市に損害賠償を求める訴えを、名古屋地裁一宮支部に起こした。

 訴状によると、両親は男子生徒が担任の男性教諭から頻繁にプリントを配らされたり、他の生徒より頻繁に叱るなどの「いじめ」を受けていたと主張。一昨年9月の体育祭で両手親指を骨折し、筆記ができないのに体育祭の感想文を書くよう指示し、代筆も認めなかったなどと訴えた。

 進路指導の際には、別の教諭が受験の6日前の面談で志望校について「全部落ちたらどうする」と配慮のない言葉を投げかけることもあったという。これら複数の教職員による行為によって男子生徒が「自死を選択するまで追いつめられた」としている。

 市教委が設置した第三者委は昨年8月、担任との関係悪化が自殺の一因とする検証結果をまとめ、「学校の対応は不十分」とする報告書を公表。ただ、この中では、担任の「いじめ」と取れる内容を認めるのは困難との見解を示している。

 6日に市役所で会見した男子生徒の父親(50)は「第三者委の報告書は、事実と違うところが多い。学校、市教委全体に怒りがある」と語った。母親は「息子が命をかけて訴えた真実が知りたい」と話した。

 中野和雄教育長は「お亡くなりになりました生徒さんのご冥福をお祈りいたします。(訴訟については)まだ訴状を見ていないので、コメントは差し控える」とのコメントを出した。

 生徒は昨年2月6日午後11時35分ごろ、大阪市のJR大阪駅前にある商業施設7階から飛び降りた。生徒が友人へ託した携帯ゲーム機には「担任によって学力、存在価値、生きがい、性格、進路etc…私の人生全てを壊されたからですね」などと記されていた。当時の校長は一度、「担任によるいじめがあった」とPTA総会で認め、直後に撤回している。