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アプリ効果いじめ減少

相談急増、電話・メールの10倍

 

 柏市教育委員会が昨年、いじめの早期発見・防止のため、中学校に導入したスマートフォンの相談アプリが効果を上げている。匿名での利用など、安心してスマホから相談できる仕組みができたことから、相談件数が急増し、いじめの件数も減少しているという。

アプリは、米国で開発された「STOPit(ストップイット)」。生徒が自分のスマホに無料でダウンロードでき、いじめなどについて匿名で市教委担当者と相談できる機能がある。

 市教委の2017年度の調査では、中学2年生の75%がスマホを所有しているという結果が出るなど、スマホを持つ生徒が増加している。市は昨年5月、アプリを全国の公立校では初めて全市立中学20校(対象生徒約1万人)に導入した。

 今年2月上旬までにアプリは475回ダウンロードされ、3月上旬までに131件の相談が寄せられた。内容は「いじめ(本人以外も含む)」が46件、「教員の指導」が16件、「部活動」が10件などとなっている。自殺をほのめかすような重大事態はなかったが、いじめ数件を含む23件については学校に内容を通報したという。

 一方、この間の市教委への電話とメールでの相談は12件にとどまり、アプリを通じての相談件数は10倍以上にのぼった。

 また、昨年2学期に中学校で実施したいじめ調査では、スマホやパソコン上でのいじめは29件となり、一昨年2学期の41件から減少した。