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いじめ悩み伝えるシール

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どうしよう、苦しい。もう限界--。人知れず悩んでいるのなら思い詰めず伝えてほしいと、いじめを受けた経験を持つ10代の女の子2人が心の叫びを表現したシールを作り、インターネットで販売している。「『心のヘルプマーク』として小中学生や同世代の人に役立ててほしい。内臓の病気など目に見えない障害がある人が援助を求めていることを知らせるヘルプマークのような存在に育てば」と願っている。

 

 販売を企画したのは谷川奈奈さん(17)。ブログを通じて知り合った小池優佳さん(18)のイラストに見ほれ、シール作りを打診。一緒に実現させた。

 2人には共通点があった。発達障害があり集団生活になじめなかった小池さんは、高校でいじめられ学校から足が遠のいていた。その経験をブログにつづり「苦しい、学校へ行きたくない」と発信していた。同じようにいじめに苦しみ高校を退学した谷川さんはそのブログを見て、小池さんに「少しずつひかれていった」という。

 谷川さんは自身の経験から「いじめられている自分をかっこ悪いと思い、そのことを認めたくないし、親には心配されたくない。でも一人では抱えきれなかった」と振り返る。そして「言葉で伝えられない思いを、ぺたっと貼れるシールで表現できれば少しは和らぐかも」とシール作りを思いついたという。

 谷川さんは芸大生からイラストなどを学び、小池さんがブログにアップしていたイラストのデザインを加工。2人で試行錯誤を繰り返しながら2月、ネットにシールショップ「Moody Shop」(https://moodyshop.kawaiishop.jp/)を開いた。「ネクラ女子」をコンセプトに、心と体のお天気手帳(600円)▽心のお天気シール(180円)▽「苦しい」ときのシール(220円)などを取り扱う。

 シールはノートやパソコン、携帯電話など身の回りの物に貼ってもらうことを想定している。

 谷川さんは「将来は学校や塾、保健室に当たり前のように置いてあり、誰もが自由に手に取れる環境にしたい」と意気込む。小池さんは「つらい時ってなかなか周りに言い出せない。シールを見て声を掛けてくれる人がいるといいな」と語った。