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韓国ネットを泣かせた日本映画「陽だまりの彼女」松本潤と上野樹里主演

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2018年4月9日、韓国・国民日報はこのほど、韓国ネットを泣かせた日本映画さながらの感動エピソードについて報じた。 

記事はまず、13年公開の松本潤上野樹里主演の映画「陽だまりの彼女」について紹介している。「この映画はいじめられっ子の女子中学生と同じクラスの男子生徒の不思議な縁を描いている」とし、具体的な内容として「映画の中で転校生の真緒は、自分を助けたことによりいじめられるようになった浩介に『私と遊んでくれてありがとう』と話す。その後に浩介は転校するのだが、10年後に2人は再会、夫婦になる」と説明した。 

その上で「最近韓国のインターネット掲示板に、この真緒と浩介のような話が掲載された」と伝えている。記事によると、匿名のスレッド主は「高校2年の時にいじめられっ子の同学年の男子生徒を好きになった」と書き込んだ。周りの視線を気にすることなく粘り強くアプローチしたため、周りの友だちはスレッド主のこともからかい始めたそうだ。この事実を知った男子生徒から「どうか放っといてくれ」と突き放されたため、スレッド主は男子生徒の気持ちを考え、答えは急かさないことにしたとのこと。 

その後もスレッド主は毎日男子生徒の元を訪れては心を込めた手紙やお菓子を渡し、返事がなくてもメールを送り続けたという。これについて記事は「スレッド主は浩介のように勇敢だった」と伝えている。 

そしてそれから1カ月経ったある日の夜、男子生徒から急に「家の前にいるから出てきてほしい」という内容のメールが。雨の降る夜に家の前で会った男子生徒は泣いていたそうだ。男子生徒は「いじめに耐えられず自ら命を絶つ計画だったのだが、屋上から飛び降りる直前にスレッド主の顔が思い浮かんだ」と話したという。そして男子生徒が「本当に恥ずかしいけれど、うまくやっていきたい」との言葉で告白、スレッド主はこの日を「私の人生で最高の瞬間」と表現したとのこと。 

その後、男子生徒をいじめた生徒たちは学校内暴力事件として転校や懲戒処分を受けたという。いじめがなくなると、男子生徒のにも少しずつ友達ができたそうだ。現在、受験生の2人は熱心に勉強しており、今でも良好な関係を続けているという。スレッド主は最後に「あの時、私が彼を諦めていたらどうなっていたか。想像するだけでも恐ろしい」とし、「周りに苦しんでいる人がいたら、関心や支持を示し続けてほしい」とつづっている。 

映画に出てくるようなこのエピソードは韓国で大きな話題になり、ネット上は感動に包まれている。「いじめられっ子を助けるのは本当にすごいこと」「感動した。女子生徒はかっこいい」「いじめられっ子に温かい一言をかけて手を差し伸べる勇気のある人が、その子の命と人生を助けることができる。これは事実」など称賛の声が上がっている。 

しかし、一方ではスレッド内容を疑うユーザーもおり、「本当かどうかも分からないのにニュースになるの?」「いじめられっ子の希望じゃなくて?」「韓国メディアのレベルがよく分かった」など厳しいコメントも。 

ただし、2人に対し「すてき。この美しい縁を大切に、お互いに助け合ってください」「いつまでも変わらずお幸せに!」と応援メッセージも送るユーザーも見られた。