中学生を対象にしたスマートフォン用のいじめ通報アプリ「STOPit」の活用が全国の自治体に広がっています。千葉県柏市では、今年度はモデル校を選んで小学校でも使います。
柏市は昨年5月、中学生が無料でダウンロードできるようにしました。昨年度は約1万人の対象者のうち486人が登録。生徒が情報を書き込むと、校名と学年が市教育委員会に送信され、名前を知られずに職員とやりとりできます。いじめの相談件数は、電話とメールだけだった前年度に比べて約5倍の133件に増えました。
アプリを使い始める時、生徒向けにいじめ対策の授業も行っています。アプリと授業を導入した自治体は茨城県、神奈川県、岡山県などに拡大しています。