イジメ防止 オリジナル寸劇
鳥取市立中ノ郷中(同市浜坂東1)で、生徒らがいじめ防止を呼び掛けるオリジナル寸劇を披露した。童話「白雪姫」のストーリーにいじめ問題を織り交ぜ、約400人が見入った。
2014年から、生徒会が中心となり寸劇などの制作・上演に取り組んでいる。いじめを「させない」「しない」「見逃さない」の頭文字を取ったゆるキャラ「さしみん」も考案し、啓発に力を入れている。
今回の脚本は、白雪姫の美しさを妬む魔女が「(白雪姫が)昔いじめをしていた」「リンゴを盗んだ」などウソを言い始める。小人たちにうわさが広がり、次々に悪口を言う。そこで「さしみん」が仲裁役となり、誤解を解いて魔女が謝り、みんなが仲良しになる--という物語。
観劇した井上実南さん(11)=1年=は「一つのウソからどんどんうわさが広がっていじめにつながっていくのは怖い。勇気を出してやめようと声を掛けるのが大事だと思った」と話した。