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70代女友達から突然のいじめ

女友達から、先日、いじめのような目に遭いました。

 彼女は私の小・中学校の同級生で、8年前、偶然再会して交流が始まりました。時々電話で彼女から夫の介護の愚痴を聞いたり、旅行に一緒に行ったりしました。ところが最近、彼女と私ともう一人の同級生と3人で食事をしようと集まった際、私は仲間外れのように扱われました。私以外の2人で行った旅行の思い出話を聞かされたうえ、私がトイレに立ったとたん、女友達が私の名前に「馬鹿(ばか)」を付けて悪口を言うのが聞こえ、悲しい気持ちになりました。

 思えば私は彼女にとってカモだったのかもしれません。雨漏り修理のお金がないと聞くと、私は切手を売ってお金を渡し、電話代も私持ちでした。突然いじめられるようになった原因は分かりません。幸い友達には恵まれており、彼女とはもう縁を切るつもりですが、思い出すと今も胸が痛み苦しいです。

 

回答

 あなたとこの元同級生では、同じものを見ていても全く違うように見えている。ゆえに、心の動きもかなり異なっている。そこから、話を起こしてみましょう。

 何十年かぶりの邂逅(かいこう)に喜んだであろうあなた、彼女からの求めに応じ、誠心誠意尽くす様(さま)が伺(うかが)えます。本来触れたくないであろう夫の介護話で腹を割り、旅行までする間柄になった。これはきっと特別なこと。懐具合が苦しいという彼女に、何とかしてあげようと大切な切手まで売ってのお金の工面。そのような情け深さは、通常有難(ありがた)がられてしかるべきです。しかし、あなたの意に反して、別の友人とつるんだり、陰で「馬鹿」だと嘲(あざけ)ったり。これは、あなたからすれば信じられない“裏切り”でしょう。ではこの様子、彼女からはどう見えていたのか。

 彼女はおそらく、あなたの人生の裏側で、丁々発止(ちょうちょうはっし)と切り結ぶような人生を送ってきたのではないでしょうか。気を許せば、誰かに欺(あざむ)かれる。お人好(よ)しは愚かであり、人の踏み台にされ、蔑(さげす)まれるのが当たり前という掟(おきて)破りの世界。相手との関係性では友情など存在せず、マウンティングで組み敷いた者が勝ちという論理。悲しいかな、あなたは彼女にとり、単なる搾取かつ侮蔑の対象でしかなかった。

あなたの苦しみの大本(おおもと)は、単に旧友に裏切られたということではなく、生涯通して貫いてきた信義というものが泥にまみれたことでしょう。縁を切るという人生の異物を唾棄(だき)するような対応の前に、彼女のような人生が存在していることに、ほんの少し思いを馳(は)せてみることはできませんか。醜い生き方生き方に憐憫(れんびん)を示すためではなく、ただそのような人生の在り方を許す。晩節が、いくばくか豊かなものになるはずです。