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「長い真っ暗なトンネルにいて、やっと出口が見えたような心境だ」

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仙台市立南中山中2年の男子生徒=当時(14)=の自殺をめぐり、悪口や無視といったいじめとの因果関係を認定、21日に郡和子市長に答申した市の再調査委員会。男子生徒の父親は会見し、再調査結果を評価する一方、これまでに、誰からも謝罪がないことへの思いものぞかせた。それでも、息子の身に起こったことの一端がうかがえたといい、「その時の気持ち、みんな分かってくれたよ」と墓前に報告するという。

「長い真っ暗なトンネルにいて、やっと出口が見えたような心境だ」

 生徒の死から2年10カ月。会見の冒頭、父親はこう切り出した。

 調査結果について、「いじめが何件か認定され、学校の不備や再発防止も強く記載されている」と一定の評価を下した。

 ただ、前回調査の段階から、加害生徒と思われる人物の情報提供をしてきたにもかかわらず、特定に至らなかったことには、「残念だ」と口にした。

 「事件、事故ではあらゆる人から聞き取りをして再発防止のために改善しないといけない。なぜいじめだけ(当事者が)聞き取りに応じずに特定されないのか」と疑念を語った。これまでに市や加害生徒からの謝罪はないという。

 生徒は校内アンケートでいじめを訴えていたが、状況は好転しなかった。

 「絶望感、不信感もあったと思う。市は対応マニュアルの整備と同時に、教育現場での緊急対応の改善も必要だ」と語った。