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いじめ放置で校長懲戒処分

大阪府吹田市立小5年の女児が1、2年時にいじめを受けていたのに学校や市教育委員会が放置した問題で、府教育委員会は29日、適切な対応をせずに深刻化を招いたとして、いじめが発生した当時の男性校長(60)を戒告の懲戒処分にした。

発生時に教頭を務めていた女性校長(48)は厳重注意。担任の元講師(68)については、管理職へ報告しなかったことが「いじめの長期化につながった。責任は極めて重い」としつつ、任用期間が終了しているため処分しなかった。

女児は1年生だった2015年秋から17年3月までの約1年半、同級生の男児5人から暴力を受け、左足首骨折や心因性の視力障害を負った。

教育庁によると、女児は2年時の学校アンケートでいじめ被害を訴えたが、担任は女児からの聞き取りを怠っていた。校長は発覚後も加害者側を十分指導せず、保護者に不信感を与えた上、結果的にいじめの再発を招いたと判断した。

原田勝吹田市教育長は「処分を受けた事実を重く受け止める。いじめの未然防止、早期発見と対応に向け学校と一体となって取り組んでいく」とのコメントを出した。市はいじめ予防授業や第三者委員会の常設化などの検討を進めている。

府教委は他に、風俗店で働いていた同府摂津市立小の男性教諭(29)を停職1カ月、府立支援学校の中学部で男子生徒に暴言を吐いたとして男性教諭(47)を訓戒とした。2人は29日付で依願退職した。