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「私、いじめられていました」芸人たちが動画メッセージ

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新型コロナウイルスよって生まれた不安は、看護師や運送会社の配達員ら、私たちの生活を最前線で支えている人たちの家族が心ない言葉によって傷つく事態を生み出しています。「私は、昔いじめられていました」。そう語るお笑い芸人のたかまつななさんは、今、世の中に広がりつつある「差別」「偏見」に対して、「正しく恐れる」ことを訴えます。学生時代、居場所がなかった経験があるというたかまつさん。言われなのない暴力に傷つく子どもの力になりたいと「#元いじめられっ子から今いじめられている君へ」という動画を作りました。動画には、同じ経験を持つ芸人、タレントも参加しています。「正しく恐れる」ために必要なことを、たかまつさんにつづってもらいました。

増える「コロナいじめ」

新学期は、子どもの自殺が増えてしまいます。「いじめ」により命を失うなんてこと、あってはならない。新型コロナウイルスが「いじめ」「差別」「偏見」を生み出している今だからこそ、「いじめ」に向き合う必要があると思います。 医療従事者の子どもを“ばい菌”扱いしたり、運送会社の子どもの登校を拒否したり、感染した人や家族の家へ石を投げ込んだり、というコロナいじめが出ています。本来なら感謝すべき医療従事者の方、感謝すべき運送業の方、寄り添うべき感染者なのに。 文部科学省は、4月16日付で医療や運送業の関係者の子どもたちに対して、新型コロナウイルスを理由とした偏見や差別を防ぐよう教育現場に通知しました。 ハンセン病エイズ……。これまでの歴史でも、多くの人が病気によって不当な扱いで苦しんできました。今こそ差別や偏見、いじめを見直す時なのです。

個性を大切に

私は、昔いじめられていました。学校に行きたくない。 居場所がない。生きるのが辛い。人見知りで、人に裏切られるのが怖くて、いつもぼっちでした。口を開けば、生意気だと言われました。 でも、人と違うことを個性として受け入れてくれるお笑いや自分の意見を真実を元に伝えられるジャーナリズムに出会い、私は変わりました。自分のありのままを受け入れてくれる人が、たくさんいました。 当時の私に“無理しなくてもいいんだよ”と言いたい。“短所が長所として認められる日が来るから、安心して”と伝えたい。でも、現実には自ら命を落としてしまう子どもたちがいる。新学期を前に、耐えきれずに……。 そんな人たちに、私は少しでも、寄り添いたい。そう思い、芸人やタレントの先輩や仲間にご協力いただいて動画を作りました。「#元いじめられっ子から今いじめられている君へ」というプロジェクトです(https://youtu.be/MNmHWkyfVSg)。 この動画のプロジェクトは、作っただけでは完成しません。動画をシェアしてもらい、いじめの経験をぜひSNSでご拡散ください。たくさんの人が発信することで、子どもの自殺を防ぐ一助となると考えます。 特に、新型コロナウイルス感染者の差別や偏見、いじめ報道が増える中、今こそ「いじめ」問題に向き合ってほしいです。

自分の行動が誰かを傷つけていないか?

今、世界中が不安に陥っています。そして、その不安を埋め合わせようと、分かりやすい敵を作り、誰かを攻撃しようとしています。 「あの家で感染者が出た。感染を予防するために、皆に知らせなきゃ」 「あのお家のお父さんは運送会社の運転手らしい。ウイルスを運んでいる可能性があるし、学校を休んでもらった方が皆のためだ」 これらは差別です。差別している人は、正義感で安心感を得ているかもしれません。でも、それは間違ったことです。 自分の正義感は、誰かを傷つけていないかもう一度考えましょう。正しく恐れるということが必要なのです。感染した人を差別し続けて、何か解決するでしょうか。差別の向かう先が「もし自分だったら」と考えてみて下さい。もし自分が感染した時に、同じことをされたら、どうでしょうか?自分がされて嫌なことは、他の人にしてはいいわけがありません。 正しく、恐れましょう。感染を防ぐために、手洗いをする、人混みをさける、咳(せき)エチケット(咳やくしゃみの時に、マスクをしたり、ハンカチでおさえたり)をする。間違った情報を拡散しないようにしたり、その情報が正しいかどうか疑い調べたりすることも大切です。 例えば厚労省のサイトでは、新型コロナウイルスに関する情報が逐一、更新されています。(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html) また感染した人や家族、そして感染のリスクがあるにもかかわらず、働いている医療従事者の方には差別ではなく、励ましや感謝をするべきです。イギリスでは、毎週木曜日の夜20時に医療関係者に拍手を送るイベントがSNSをきっかけに始まりました。 今、私たちはもちろん集まることはできませんが、自宅の窓やベランダ、玄関先から数分間、医師や看護師などウイルスとの闘いの最前線に立つ人々に向けて拍手をすることくらいはできます。医療関係者はその響き渡る拍手に感動するとともに、一般の人も、隣の人の家は元気なんだと知り、つながりを感じるはずです。 このような敬意を持つことが、差別ではなく協力することでこの緊急事態を乗り越えることが必要です。あなたの言葉で誰かを傷つけ、その人が自殺してしまったら、あなたは一生後悔するでしょう。そうではなく、あなたの言葉が誰かを支え、生きる希望になった方がうれしくないですか。

#元いじめられっ子から

いじめをする人も不安にかられています。それがおかしいという認識を持ち、それを止めたり、その輪に入らなかったり、いじめられている人に寄り添ったりすることがとても大切です。 新学期に増加する「子どもの自殺」を止めたい。カツアゲ、暴力、殺害予告など、 著名人が体験した壮絶いじめ体験を皮切りに、救いとなるみんなの体験談をSNSで届けます。 自身もいじめ経験があり、いじめ問題に関心の高い、たんぽぽの川村エミコさん、くまだまさしさん、ライセンスの藤原一裕さん、春名風花さん4人に、ご自身の体験談をお話いただきました。 4人のメッセージは、YouTubeたかまつななチャンネルでご覧ください。