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いじめ自殺事件の加害者を守る商船高専の実態 探偵が糾弾!コロナ騒動の中、山口県に向かった。

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2019年2月掲載の「探偵が暴露。あまりにも酷い大島商船高専いじめ自殺事件の実態」を皮切りに、亡くなった生徒や遺族を冒涜するかのような大島商船高専サイドの卑劣な対応を暴き続けてきた、現役探偵の阿部泰尚(あべ・ひろたか)さん。去る3月27日、当案件の第三者委員会による最終報告記者会見に参加したという阿部さんは今回、自身のメルマガ『伝説の探偵』で、改めてこのいじめ事件の全貌を振り返るとともに、未だ処分等の動きを見せない高専を厳しく批判しています。

大島商船高専いじめ事件はここから全てが始まった

山口県にある国立大島商船高専のいじめについては、過去の記事でお送りしてきた。

● 探偵が暴露。あまりにも酷い大島商船高専いじめ自殺事件の実態
● 高専いじめ事件の怪。厚顔無恥な校長の放った「無礼千万」発言

2020年3月27日、私はコロナ騒動の中、山口県に向かった。当日、第三者委員会が調査の最終報告をするということであった。

いじめ自殺未遂事件の第三者委員会は、大きな項目として14のいじめを認定、学校や学校設置者である独立行政法人国立高等専門学校機構(以下、「高専機構」という)がいじめの定義なども知らぬために誤った対応を初歩からしていたと厳しく指摘した。

14のいじめは、被害者の片眉を誕生日に正座させてみんなの前で剃り上げたことや肩をパンチするなどの暴力、消臭スプレーを吹きかける などが含まれているが、全体としては7割程度を認めたに過ぎない。

いじめの首謀者らが第三者委員会の聞き取りを拒否するなどしたことで、認定に至らなかった事例もあるのだ。

しかし、2年以上に及ぶ調査をそのために引き延ばすわけにもいかず、首謀者らがした「いじめ行為」はいくつも認定となったことから被害者側はこれに応じたというわけだ。

さらに、このいじめには被害者を守っていた同級生らが、学校に不当で高圧的な取り調べを受けたり、いじめの加害者として強引な処分を受けたことも問題となっていた。

守っていた同級生らは、複数の教職員に囲まれ、中にはカレンダーなどを投げつけられて、「ちゃんと言わないなら、退学もあり得る」と脅迫行為を受けた者もいた。

実際、被害者は恣意的に単位を減らされ、留年させられているし、守った同級生らも単位を認めてもらえなかったり、停学処分を不当にされている。

一方、いじめの首謀者やそのグループは、一部の者は停学の処分を受けたもののなんらの処分は受けていないのだ。

被害者側は、これら不当で暴君的な対応について教職員の処分やいじめの加害者らの処分を強く求めると同時に、第三者委員会が調べたおよそ85ページを超える調査報告書を学校や高専機構のホームページに掲載することを求めた。

通例、いじめ第三者委員会の調査報告書は、公益のために学校設置者などのホームページに掲載される。被害者側(ご遺族を含む)が拒む場合は、その限りではないが、公開するものだ。

しかも、2年以上も調べた結果であれば、尚更だ。

しかし、被害者側の求めには今のところ(2020年4月9日の段階)応じていないし、なんらの処分や謝罪も行われていない。

さて、認定されたいじめ行為の中には、その以前に起きた「いじめ自殺事件」の問題がある。

いじめ自殺事件(もう一つのいじめ事件)

2016年5月21日、国立大島商船高等専門学校の校舎から1年生(以下、「B君」という)の男子生徒が飛び降り自死したのだ。

前述のいじめ自殺未遂事件の被害者は、同級生であり、寮では同部屋であった。そして、B君をいじめていたと加害者の扱いを受けていたのだ。これについては、前述の第三者委員会が事実と反することを含め、いじめ首謀者らのいじめ行為として認定されている。

そして、私は2020年3月27日、第三者委員会報告と同時に行われた記者会見に参加した後、B君のご遺族と会い、当時の話を聞いた。

そして、お話の裏付けを全て取り、発生した日時なども細かく確認した。前述の調査の資料と合わせ、調査時に協力してくれた生徒らから当時の状況を詳しく聞き取った。

その前に起きた「いじめ自殺事件」

B君は、日本を支える海運の仕事につきたいと明確な目標を持って大島商船高専に入学した。

B君の記録を見ると、本が好きでよく読書をしていることがわかる。母親想いの優しい子であり、正義感が強く、正直に物事をはっきり言う性格であることがわかる。

ご遺族提供:B君の履いていた靴

ご遺族提供:B君の履いていた靴

中学生で航海士になりたいという明確な夢を持ち、母子家庭であった親を助けたいという気持ちが強くある。

しかし、入学から間も無く、B君は嘔吐する。

原因は不明であるが、すでに仲間外れにされていたという証言がある。

嘔吐後、「汚い」「臭い」と言われ、荷物や鞄を放置されるなど周囲からみてもいじめの対象になっていることは明らかであった。

部活においては、先輩と同級生がB君をからかい、怒らせて、その様子を「殺人鬼」だと、嫌がる本人を無視して、あだ名をつけられていた。

友人らに話を聞いていると、B君をいじめていた4人の名前がよく出てきていた。

Cは、いじめ自殺未遂事件の首謀者でもあり、クラスや科では中心人物である。Cには取り巻きがおり、この取り巻きも一緒になっていじめに参加していた。

もう1人のDは、とにかくB君を嫌っていたから、何かにつけてB君に因縁をつけていた。Dは元々は寮の同部屋であり(入寮後すぐ)部屋にラインを引き、B君にここから先は入るなと命令したり、入ってしまった場合は強く叱責していたという。

LINEなどでやりとりが多く確認できるEは、B君をバカにしたり、悪口を言いふらし、クライスメイトらと交流しようとするB君から周囲を引き離していた。このEは、いちいちB君に絡み、絶え間なく執拗にいじめ行為をしていた様子を多くの生徒が見ていた。

特にLINEは酷く、スタンプ爆弾と呼ばれる数分から十数分の間に100件以上のスタンプを送るなどの嫌がらせをしていた。

また、Fは「いじめるのが好き」だと公言し、B君のみならず、いじめ自殺未遂事件の被害者もターゲットにして、その様子を写真に撮ったりしてネタにしていた。

つまり、嘔吐は、別段の胃腸の問題がないことから心因性のものであると考えられ、学校でも寮でも部活でもいじめの対象となり、強いストレスがかかっていたと考えるのが妥当だろう。

ご遺族の記録によれば、4月5日に入学し併設された寮に入寮。4月18日は学校で大量に嘔吐し、一旦帰省しているが、「爆睡」していたとある。多重ストレスからの解放後、多くのケースで、強い睡眠を取ることが確認されていることから考えても、入学と同時にいじめが始まり、短期間の間で、その後の5年間の学校生活に絶望するような出来事が次々と起こっていたと考えられる。

しかし、事件は自殺前日に起きた。

自殺前日

大島商船高専の寮では、入寮時は名前順などで部屋が割り振られる。その後、好きなもの同士の申告制で部屋替えがあるのだ。

B君といじめ自殺未遂事件の被害者は、当然のように周囲からいじめの対象となっていたから、同部屋ということになった。

ただそれは、部屋にいる間は平穏であることも意味していたに違いない。

ところが、Cらいじめの中心人物らは突如部屋に入り込み、肩パン(肩をパンチで殴りつける)などをしてきたり、誰かの物がなくなったと言いがかりをつけ、部屋を荒らして帰るなどしていて、落ち着いて過ごせるということはなかった。

4月中旬ごろから、B君はリストカットをするようになっていた(後日、死体検案により発見)。

さらに、事件が起きる。

5月20日、男子寮にはだいたいあるエロ本(アダルト雑誌)が、B君の引き出しから見つかった。

これを 仕掛けたのは、Cとその取り巻きである(子分のような立場)のGであった。

Cらは、B君がエロ本を持っていて、毎日自慰行為をしていると言いふらして騒いでいた。

その様子から、B君は自部屋に戻り、引き出しを確認した。当然、見たこともないエロ本が自分の引き出しにあったのだ。

部屋でも落ち着けない上、場合によっては処分の対象になりかねないエロ本を仕掛けられる。例えば、これがお酒であったりタバコであれば、退寮処分になるかもしれない。

いじめられている者にとって、これは「お前の身分などいつでもどうにもでできる」という脅迫以外の何者でもない。

B君は落胆と同時に激昂し、このエロ本を窓の外に投げ捨てたのだ。

ところが、このエロ本は別のクラスメイトの持ち物であった。

騒ぎに気がついた真の所有者H君は、盗まれたと思って、B君に詰め寄った。

「拾ってこい」

しかし、H君は周囲の様子がおかしいことに違和感を覚えた。B君は引き出しに入っていたと説明をした。そこで、一緒に拾いに行ったのだ。

H君はCが自分の部屋に入ってエロ本を盗み、これをB君の引き出しに入れて、その様子を見て楽しもうとしたことをその後確認している。当のCは、窓からこの様子を見て薄ら笑っていた。

その日の夜、B君は部屋を抜け出した。同部屋であったいじめ自殺未遂事件の被害者は、B君の目覚ましがなり起きている。トイレにでも行ったのかと思っていたが、なかなか部屋に戻らないことを心配して探し回っている。

学校は警備上、学校校舎は施錠しているとしているが、B君は施錠がない外階段から校舎に入ったようだ。

死体検案書によれば、死亡した時刻は21日0時30分ごろ、外階段4階の踊り場から手すりを乗り越え転落し、身体を強く打って死亡したとされている。

直接の死因は「外傷性くも膜下出血」であるから、しばらくは息があったと推測できる。

発見されたのは、朝の6時5分ごろ、出勤してきた教員が発見している。発見後、110番通報し、駆けつけた警察官が救急隊を呼んだが、すでに息がない状態であり、救急隊員により死亡が確認された。

校長による不適切発言といじめ加害者らの訪問

ご遺族はその後、学校の訪問などを受けているが、特に耳に残っているのは、当時の校長による「伝統ある学校でこんなことをしてくれて!」という発言だと言う。

校長は発言を否定しているが、想像するにその言葉のまま言っていないとしても、ニュアンスとしてご遺族に向けて話す内容ではない発言をしたことは間違い無いはずだ。

葬儀においては、いじめの加害者も紛れて参加しているわけだが、彼らの態度は騒がしく、死を悼むという様子はなかったと他の生徒らは話してくれた。

学校は調査よりも残った生徒のケアとしての動きを強く見せている。一方で、Cは保護者と一緒にご遺族を訪問している。その際に、ご遺族は前述のいじめ自殺未遂事件の被害者が、B君をいじめていたと聞かされている。つまり、Cは自らしていたことなどを全て被害者がやったことにしていたのだ。ここに保護者が伴ったことで、B君のご遺族は混乱した。

ただ、多くの違和感があったという。

例えば、Cによれば、B君は「カップ焼きそばも作ることができなかった」というが、そんなことはなく、カップ麺程度は普通に作ることができた。そうしたことから、Cは本当に友人なのか、疑問を持っていたのだ。

それにしても、自分らが死に至らしめた相手の実家にわざわざ訪問し、嘘をつくという神経は信じられないところだ。お線香をあげさせてほしいということだったということから、もしかすると、何かの異変でも感じていたのかもしれないが、加害者を作りたかったのだとも考えられる。

いずれにしても、とんでもない行動である。

三者委員会への不満

本件はご遺族の希望によって第三者委員会が設置されている。

中間報告時に配布された資料によれば、第三者委員会の第1回目開催は、2018年6月10日である。自死からすでに2年も経っている。

ご遺族によれば、なかなか心が定まらなかったということであるが、信じていた第三者委員会にご遺族として様々な要望や疑問を伝えているが、全く応じてくれないという。

三者委員会を設置したのは大島商船高専であり、その設置要項によれば、庶務は学校の総務課ということになっている。つまり、学校の関係者が、この委員会の庶務に関与しているのだ。

前述、いじめ自殺未遂事件においては被害者を守っていた同級生が不当な取り調べを受けたり、教職員から脅迫も受けている。これについては、騒ぎにならなくとも、生徒の間では周知の事実であり、学校が事務局をしているのであれば、正直な証言をしたところで、証言者が不当な扱いを受けると考えるのが自然だろう。

だから、重要な証言を持つ者が、自らの身分を守るために、正直に起きた事実を証言できない状況であるのだ。実際、この件について深く知っている生徒は、身分保証がされること、学校に自分が証言したことがわからないようにすることを証言の条件に出しているのだ。

ハッキリ言う。

隠蔽に走り、いじめ証言があったアンケートだけを紛失するような都合の悪い書面だけがなくなるような学校である。いじめから友人を守った子たちが不当な処分を受けたり、脅迫を受ける学校である。また、B君の死亡確認を当時同部屋であったいじめ自殺未遂事件の被害者である生徒が行なっている。理由は、彼の顔を知る教職員が居なかったからなのだ。管理もできていない、施錠も安全の配慮もない。実際、男子寮はタバコとお酒の匂いが充満している。

この一部が事務をしていたら、委員会自体の信用性に問題が生じる。

現代、2020年において、それまでの第三者委員会の結果が覆ることが多かったことを踏まえ、第三者委員会の事務は、学校などの関係組織が行うことはない。それは、学校の管理者としての責任などが生じ得るケースが多く、こうした不都合が起きると、第三者委員会の中立公平性や独立性を保つことができなくなるからだ。

中間報告の説明書類を見ると、2018年6月10日から2019年8月19日までの間の委員会開催は15回、聞き取りは学生19名、書面回答は4名、学校職員はわずか14名しかいない。

2つの事件を分断しようとする勢力

さらに、いじめ自殺事件の第三者委員会といじめ自殺未遂事件の第三者委員会は連絡を取っていたと他の記録にはある。

もちろん、繋がりのある事件であるから、多少の情報共有はあろうが、いじめ自殺未遂事件の方では後発ながらすでに結果が出ている。しかもこの中では、私も確認しているが、B君への執拗ないじめ行為はいくつも確認することができるのだ。

多くの関係者が、様々な立場でいじめ自殺事件のご遺族といじめ自殺未遂事件の被害者らを分断しようと試みてきた。

その実、私はいじめ自殺未遂事件に関わる段階で、その発端事件でもあるいじめ自殺事件のご遺族とも連絡が取りたいと、人を通じて何度も接触を試みたのだ。ところが、それはことごとく断られている。その裏に、私は信用に値しないと助言した者がいることを確認している。

利害関係もない私に関わらせることは不都合であったのだ。

ところがどうだ。

当初、大島商船高専のいじめ事件に私が関与したことで、問題の真相は多く暴かれてきた。

いじめ自殺未遂事件に至っては、前任の被害側弁護士を交代してもらい、いじめ防止対策推進法の立法に深く関わっていた弁護士に担当してもらった。

そこで多くの不備が見つかり、第三者委員会自体の構成の問題も生じた。高専機構においても対応の問題があり、その監督庁ともいえる文科省担当局まで話を上げた。私は被害者らに上京してもらい、文部科学省記者クラブで記者会見まで手配した。その後、いじめ防止対策推進法立法の立役者でもある国会議員からも意見をもらうことができた。

結果、当時、中途半端な状態で結果を出そうとしていたいじめ自殺未遂を担当していた第三者委員会は追加調査を決め、再点検を行ったのだ。

本件については私が責任を持って繋ぐ。すでにいじめ自殺未遂事件被害者らとその協力者は、本件いじめ自殺事件のご遺族と情報を共有し、確認された事実とご遺族が説明を受けた嘘を比較検討をし始めている。

この検討が終了次第、その乖離が著しいと判断できれば、文科省に報告通報する予定となっている。一切の妥協をするつもりはない。

編集後記

三者委員会報告からすでに1週間を超え、何もしない大島商船高専高専機構には大いに問題がると感じています。いつになったら、この報告を公開し、処分を下すのでしょうか。

そのための第三者委員会であったはずです。

高専機構さんは、記者会見については随分ギリギリまでゴネてくれました。

おかげで、私が飛行機の予約を取れたのは2日前です。コロナのおかげで飛行機はガラガラでしたが、そんなに結果が気に食わなかったのでしょうか。

特に、いじめ自殺未遂事件の被害者を恣意的に留年させることに関与した教職員は、その事実を第三者委員会にも私も解明されているのですから、もはや教壇にたつ資格も人に物を言う資格もないはずです。学生の1年を奪った罪は重いです。

こんなことだから、いじめ自殺事件の証言者たちも話ができない状況になるのだと思いますし、長期間待たされているご遺族が、その程度の話を聞かされれば、不安と不満しか感じないのだと思います。

三者委員会は文科省ガイドラインにもあるように弁護士さんや臨床心理士さんなどのいわゆる専門家で構成されることを推奨しています。このケースも同様の構成を成しています。

私はこの法の建て付けは大きな問題ではないが、職業を指すことにはその独自性や柔軟性を失う結果を招くと思っています。例えば、臨床心理士は心の専門家ですが、児童心理学が得意なのか、コミュニケーション論が得意なのかなど得手不得手があります。これは弁護士さんも同様。いじめ防止対策推進法について立法から関わっている弁護士と、単に研究をしていますレベルの弁護士さんでは、1つのことでも見解が異なることがあり、これが大きな問題になることもあるのです。方向性の角度が些細にも異なるとその先の角度から乖離が起こることがあります。

つまり、構成を推奨される職業はその道のプロという意味で、いじめについての専門家ではないということです。

調査を生業としている私からすると、「嘘が見抜けないんだな」とか「そこは再確認が必要」という視点の部分についても、入り込んでコミュニケーションから引き出す情報などを含め、なんでこんなことが収集できないのだと思うことが毎度のようにあります。

聞き取りや聞き込みなどは私には専門性があります。クライアント企業では内部で問題があったときの面接に私を呼ぶところもあります。それは嘘を見抜くためです。

調査という面でいえば、他の道のプロで社会的ステイタスがいかに高かろうが、知能指数が優れていようが、プロである私から見れば、お子ちゃまレベルです。

東京都の自死事件も然り、他のニュースになった事案も然り、私の調査によって第三者委員会の結果がひっくり返った事例はいくつもあります。

三者委員会には補助員という枠があります。できればここに、元刑事や探偵などの調査を生業とする者を具体的に加えたらどうでしょう。それでだいぶ取れる証拠が変わるはずです。

いじめ防止対策推進法には確かに不足分があります。それは高専については努力義務になっているところです。小中高は入るのですが、特殊な高専はその枠から外れています。しかし、入学時は高校生と同じわけですから、先行して「高専」もその範囲にしっかり入れるべきだと思います。

また、高専は大学ような作りで、先生の中には教員免許を持っていない人もいます。職員室などはなく、教職員で情報を共有していくという空間がないケースが多いです。その特殊性は先進的な高専のカリキュラムなどの理由があれば仕方ないとは思いますが、少なくとも扱っている生徒の年齢も考慮し、一般の高校と同等の環境が守られるように教職員についてもその配置の配慮は必要なはずです。

いじめ加害者への処分や指導は、教育上必要なことです。高校レベルでは、退学処分は通常ある処分であり、これは予防効果もあり、特殊な高専であっても当然の処分と言えます。小学生・中学生のように義務教育で守られる存在ではないのです。

NHKスペシャルの撮影中、私から逃げ回った学校の幹部の方、これ以上、あなた方のちっぽけな保身と無能な指導の代償として、生徒たちの命や将来を奪わないでください。あなたが逃げるのは勝手だし、実際責任から逃れることは容易かもしれない。が、あなたを知る多くの生徒の記憶には残るのだ。真実は書き換えることはできない。その罪からはいつまでも逃れることはできないのだから。

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伝説の探偵 阿部泰尚 氏