熊本市立の小中学校生にいじめアンケート

熊本市教育委員会は２８日、市立小中学校の児童生徒を対象に昨年度実施した「心のアンケート」の結果を公表した。回答した５万８４４４人のうち１３・６％が「今の学年でいじめられたことがある」と打ち明けた。前年度より０・１ポイント増えた。 　小学校は前年度比０・５ポイント減の１７・７％、中学校は同０・３ポイント増の４・５％だった。 　被害を打ち明けた児童生徒のうち、いじめが継続中と答えたのは２４・１％。前年度より３・３ポイント減ったものの、前の学年から続いているケースもあった。 　いじめを打ち明けた児童生徒の７割以上が、誰かに相談したと回答。その結果、「いじめがなくなった」と回答したのは６３・８％だった。２７・４％は「なくならなかった」「ますますひどくなった」と答えた。 　アンケート対象は全児童生徒で５万９６３３人。回答率は９８％だった。