いじめニュース速報@イジ速

いじめ事件 ・イジメ ニュースを発信中!スマホいじめが増加!子供達をいじめから守ろう!

ジャニーズドラマが今もなお再放送で根強い人気を誇る理由について

f:id:ryoushinn11:20200605114240p:plain

野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)や『鍵のかかった部屋』(フジテレビ系)などジャニーズの俳優たちが主演を務めた人気ドラマが続々と再放送されている。放送当時から注目を浴びていたこれらの作品は、若者たちを夢中にさせた。今回はそんなジャニーズドラマが今もなお再放送で根強い人気を誇る理由について、作品ごとに紹介していきたい。

天然山Pとクラスの人気者・亀梨が、

いじめられっ子をプロデュース

 当時「バレーボールワールドカップ2003」のイメージキャラクターとして結成されたNEWS、そして『ごくせん』第2シリーズ(日本テレビ系)に出演した亀梨和也赤西仁がドラマでブレイクしたことがきっかけで一躍知名度を上げたKAT-TUN。『野ブタ。をプロデュース』は、この2つのグループの中からそれぞれ山下智久(現在はNEWSを脱退してソロ活動に専念中)、亀梨和也を起用し、2人の劇中の名前から取ったオリジナルユニット「修二と彰」が人気を博した。  本作は暗くていじめられっ子の「野ブタ」こと小谷信子(堀北真希)を、人気者のクラスメイト修二(亀梨和也)とちょっと天然な彰(山下智久)がプロデュースするというもの。野ブタが可愛くなって前向きに学校生活を送るようになる姿や、野ブタの変化を通して修二と彰が抱える悩みが浮き彫りにされていくことにフォーカスした物語であり、学校生活という閉鎖的な空間で学生が抱えるリアルな悩みに重ねた内容が視聴者の心を掴んだ。修二の彼女・上原まり子役を戸田恵梨香が演じており、今では主演級の役者が多く出演していることも再放送が話題になった要因だろう。2人は2017年放送の『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)で「亀と山P」として「修二と彰」以来のユニットを再結成。本人たちにとっても記念すべき作品である『野ブタ。をプロデュース』は、今観ても色あせない魅力があるだろう。

大野智の黒縁メガネがフレッシュ

 嵐の大野智が月9初主演を飾った作品であり、当時の月9では数少ないミステリーを扱っている『鍵のかかった部屋』(フジテレビ系)。黒縁メガネと「密室は、破れました」という決め台詞が特徴的で、密室トリックに長けている少し変わり者という榎本径を大野が演じた。本作では、榎本が謎解きをする際にジオラマの中をCGの青い人間が移動する描写がある。これが偶然、大野と同じ嵐のメンバーである二宮和也が現在出演している「サロンパス」のCMの演出で二宮と会話するCG・通称「サロンパスさん」とそっくりであることがSNSでも話題に。ジャニーズ出演作品は、同グループ内でのメンバーの出演作と比較して、異なる点や共通する部分を探すこともファンの間では楽しまれている要素の一つである。

キムタクの父親姿が魅力

 『BG~身辺警護人~』は2018年に第1シリーズを放送し、2020年4月期にテレビ朝日系「木曜ドラマ」枠で第2シリーズの放送が決まっていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で放送延期を余儀なくされた。そのため現在では、同枠において2018年に放送された第1シリーズの傑作選を再放送している。  数々のテレビドラマ、映画の主演を務め人気を博してきた“キムタク”こと木村拓哉が、本作では武器を持たないボディガード・島崎章として活躍。丸腰で敵に挑む木村の迫力溢れるアクションシーンと心打つ男泣きの演技が必見だ。また、ひとたび仕事を離れ家庭に戻った島崎は、思春期の息子のシングルファザーとして四苦八苦する。今までプライベートを公にせず、若々しいイメージだった木村が中学生男子の父親役を演じるのは新鮮で、そっけない息子に一生懸命に話しかける姿がなんともほほえましい。決め台詞「誤差無し!」は島崎らBG(ボディガード)が警護を開始する際に皆で腕時計を差し出し、時間を確認する場面での合言葉だ。木村は最近になって公式Instagramを開設し、愛犬の写真や、前述のドラマ『野ブタ。をプロデュース』に出演する亀梨和也山下智久と撮影した3ショットなどプライベートが垣間見える写真をポストしている。木村の娘であるcocomi、kokiも公式Instagramを積極的に活用しており、ライブ配信では度々“父”である木村の話題を口にすることも。「父」としての木村がキーワードになる本作を観るにあたって、こうしたSNSでの木村の姿もまた作品と比較しながら楽しんでいきたいポイントだ。

松潤のオヤジギャグが冴える 徹底的に真実を追求する厄介な弁護士

 2016年にSEASON I、2018年にSEASON IIが放送された『99.9 -刑事専門弁護士-』シリーズ(TBS系)は、嵐の松本潤が主演を務めるリーガル・エンターテインメント。連続ドラマで初めて「刑事専門弁護士」をメインの題材として扱った本作で、松本はオヤジギャグやダジャレがチャームポイントの弁護士・深山大翔を演じた。本作は5月31日から特別編として再放送されており、副音声で松本を筆頭に共演の香川照之榮倉奈々の3人が撮影時の裏話を披露するなど、再放送独自の仕掛けで視聴者を楽しませてくれている。  さらに松本は同時期に『ごくせん』第1シリーズ(日本テレビ系)の再放送も決定しており、日曜日には本作、水曜日には『ごくせん』と1週間のうちに、全く違った時期に撮られた松本の姿を堪能できるのだ。本作では弁護士を演じる松本だが、『ごくせん』では不良高校生と、大きなギャップのある役を演じており、この期間に2つの作品を視聴することで松本が歩んだ俳優としてのキャリアを辿ることができるだろう。  ちなみに、松本が『ごくせん』で演じた沢田慎は、原作の漫画『ごくせん』(集英社)では弁護士を目指して東大に入学する役でもある。他にも『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)では名探偵高校生の金田一を演じていることから、松本にはどこか知的なバックボーンを感じさせる役が多い印象だ。大きな瞳の奥から感じさせる叡智と、芯の強い印象を与える眉がそうさせるのだろうか。松本が演じる個性的な弁護士像はまさに一見の価値ありといいえよう。

若手ジャニーズを一気にスターに押し上げる名作シリーズ

 前述のとおり、今回追加で18年ぶりの再放送が決定した『ごくせん』第1シリーズ(日本テレビ系)には、嵐の松本潤が学生役で出演している。本作は不良ばかりの3年D組を担任するヤンクミこと山口久美子(仲間由紀恵)が、教師という仕事を通して不良生徒たちと心を通わせる青春学園物語。松本はクラスのリーダー格で不良だが成績優秀な沢田慎を演じる。  本作は、第1シリーズの松本、第2シリーズの亀梨和也赤西仁(現在はジャニーズ事務所を退所)、第3シリーズのHey! Say! JUMP高木雄也、当時は関西ジャニーズJr.だった中間淳太桐山照史(共に現ジャニーズWEST)と3シリーズとも学生役に若手ジャニーズを起用しており、彼らのブレイクのきっかけとなった。ジャニーズだけでなく出演俳優の多くがのちに役者として知名度を上げていることから、『ごくせん』シリーズは若手俳優の登竜門的な作品の役割も果たしている。第1シリーズはその礎となった作品であり、金髪メッシュに長髪、学ランの松本が楽しめる貴重な作品だ。  新型コロナウイルス感染拡大の影響で、偶然再放送というかたちをとった上記作品群。ジャニーズ出演ドラマはまだまだたくさんあるため、今後、新作ドラマが放送されるタイミング次第では、他の作品が再放送される可能性も出てくる。いつの時代に復活しても色褪せることのない美しさと、グループのメンバー同士の繋がりや音楽活動を通してドラマの世界を拡張する力こそがジャニーズ主演作品の魅力だろう。これらの力で、エンタメの世界を大いに盛り上げていってもらいたい。