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「いじめで後悔」10代女子の告白

ラジオの中の学校、TOKYO FMSCHOOL OF LOCK!」。9月28日(月)の放送では、パーソナリティのさかた校長とこもり教頭が、学校掲示板に寄せられた相談や悩みのメッセージを紹介

「いじめで後悔」10代女子の告白に 共感と反省とこれからのこと

――リスナーから届いたメッセージを紹介

【ここにいる生徒にはすごく申し訳ない気持ちになってしまいますが、私は人をいじめてしまったことがあります。今では普通にしゃべれるような関係となりましたが、すごく後悔しています。周りに合わせていじめてしまったため、自分ってすごく臆病なんだな、もっと強い人間だったらな、と思ってしまいました。本当にごめんなさい。SCHOOL OF LOCK! を聴いて、誰かを悲しませることはしないと心に誓いました。いじめてしまった分、誰かに優しくしたいです。これからもこんな私ですが、1人の生徒として、よろしくお願い致します。(17歳女性)】


さかた校長:まず、言ってきてくれてありがとう。こういう自分が悪いと思っていることを告白するのって、いちばん難しいと思うんだよ。やってしまったことは悪いと思うけど、それを踏まえた上でこうやって伝えてくれて、それがみんなの考えるきっかけにもつながるよね。

こもり教頭:うん。

さかた校長:自分のことを“臆病”って言っているけど、みんなそうなんだよね。主体になっていじめていた子たちも、たぶん好奇心だったりよく考えずにやってしまったのかもしれんけど……周りに合わせなくちゃ、という気持ちが働くのもわかるんだよね。でも周りに合わせることが、いじめへの加担に間接的にはなるけれども……それって本当に難しいから。

こもり教頭:そうですよね。

さかた校長:そこで「おい、やめろよ!」って強く言える人って、数少ないよね。もちろん素晴らしいことだけど。

こもり教頭:うん。

さかた校長:声を上げて正義を言える人は滅多にいないから。だから俺は、やってしまったことをわかった上で、考えて考えて反省して、次にやるべきことを決めるのが成長だと思う。

こもり教頭:そうですね……過ぎてしまったことを美化するつもりはないし、いじめは絶対あってはいけないと思うけど、その渦にいるときには意外とわからなかったりするんですよね。その子が見せないだけで、嫌がっていることをしているのかもしれないし。自分が嫌われたくないから取ってしまった態度が、もしかしたら誰かを傷つけていじめにつながっているかもしれない。

さかた校長:うん。

こもり教頭:もちろん目に見えるようなことをしちゃダメだよね、誰かを殴っちゃうとか無視するとか、悪口を言うとか、ハブるとかね。でもそうじゃない場合もあるんだよね。だからと言って、気づかなかったからいいわけでもないし。

さかた校長:うん。

こもり教頭:だから振り返ったときに、「あれはいじめだったかもしれない」と思い続けることって大事だと思う。

さかた校長:うん。

こもり教頭:自分だって細かく振り返れば、誰かを傷つけているわけだから……それぞれが思い合って、言葉にしていくのは大切だなって思いました。

さかた校長:そうだね。これから先も、君が過去にしたことでもがいたり、苦しんだりすることもあるだろうけど、「じゃあ今は何ができるんだろう?」と考え続けることが大切だよね。俺たちも、答えが出なくても考えているし。その時間が大切なんじゃないかな。

こもり教頭:うん。

さかた校長:この学校では、そういうことも共有したいよね。