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ママ友に過去のいじめがバレたかも……

昔、自分が小学生のとき「同じクラスだったA」と、子どもが通う幼稚園で再会しました。
【前編】ママ友に過去のいじめがバレたかも……!1
小学校の頃、Aはいじめにあっていたのです。そして実は私はいじめていた側のグループにいました。主犯格のリーダーの女の子に従い、グループでAのことを無視……。今となっては反省しています。
再会したとき、Aの方が最初に私の存在に気づき「久しぶり。この幼稚園なんだね」と話しかけてくれ、それ以来、顔を合わせば挨拶する程度の関係が続いています。

幼稚園が始まってしばらく経つと、息子は同じバスに乗る男の子と仲良くなりました。
その後偶然習い事も同じだったため、息子は「一緒に遊びたい!」と毎日のように言うようになりました。相手のママと連絡先を交換させてもらってやりとりするうち、その子のママ(B)はAと仲が良いことがわかりました。
家も近所で入園前から家族ぐるみの付き合いだそうです。

【前編】ママ友に過去のいじめがバレたかも……!2
ある習い事の日、親の観覧席でBを見かけたので話しかけました。
私:「Bさん久しぶり!」
B:「ああ、こんにちは」
私:「よかったら、来週、幼稚園が終わったら遊ばない? 息子、毎日のように一緒に遊びたがっているの」
B:「あー来週はちょっと予定が見えなくて。ごめんね」

その後もこちらからいろいろ話しかけたのですが、つれないというかなんだかそっけなく。まったく話が弾みません。決して失礼な感じではないのですが、以前と比べると他人行儀な様子でした。

息子は相手の子が大好きでよく遊びたがります。またBには上の子がいて、その子が通う小学校でPTA役員をしていて、さらに地元では顔の広い存在です。うちも同じ小学校に通う予定で、できれば仲良くしておきたいと思っていました。

【前編】ママ友に過去のいじめがバレたかも……!3

悶々と考えるうち「きっとAがBに過去のいじめのことを話したに違いない」と思いました。それ以外に冷たくされる理由がないからです。もしかしたらAは、過去の話をわざと大げさに話していたり、私がいじめの首謀者だったと吹き込んでいる可能性もあるかもしれません。
いじめをしたことは悪いと思っていますが、反省しているしもう昔のことです。BにAだけの話を一方的に聞いて、私のことを判断されるなんて解せません。

そう思った私はいてもたってもいられず、Bと話をすることにしました。
私:「ちょっと話したいことがあるのだけど、時間作ってくれないかな?」
B:「来週は予定が見えないから……」
私:「相談ごとだからできれば早い方がいいの」
早めに話したかったので強い調子で言うと、「じゃあ、○曜の午前中なら」と約束を取り付けることができました。

もしAがBにいじめの件を吹き込んでいたとしたら、誤解を解いておきたい……! やっときちんと話せるチャンスが巡ってきました。

幼稚園で再会したAは、実は私が小学生のときいじめていた相手。ある日を境に、Aと仲良しのママ友Bが私にそっけない態度になりました

 

Aが「私にいじめられていた過去」をBに話したに違いないと考えた私。しかしAが一方的に私のことを悪く言うのは許せません。改心したことをわかってもらうため、弁解するため、Bに話をする機会をもらいました。

【前編】ママ友に過去のいじめがバレたかも……!1

【前編】ママ友に過去のいじめがバレたかも……!2

私:「そのことだけど、弁解させて欲しくって。Aとのことは過去のことだし、もう解決済みなの。Aの一方的な意見だけで私のことを判断して欲しくなくって。そもそも自分の過去の汚点をペラペラとママ友に話しちゃうAもどうかと思うし」

折角得た弁解のチャンスを逃すまいと必死に話をしましたが、Bはポカンとしています。

B:「ちょっとよくわからないんだけど、過去の汚点ってなんなの?」
私:「え? Aからいじめのことを聞いたんじゃないの?」

Bの表情が変わりました。

【前編】ママ友に過去のいじめがバレたかも……!3

B:「確かに知り合った当初と比べると、あなたに対してそっけない態度になってしまっていたかもしれない。それは謝るわ。でもそれは、あなたの媚びてくるような言動に違和感を感じていたからであって、決してAさんは関係ない。Aさんからはあなたとは小学校が同じだったとは聞いたけど、いじめのことなんて聞いていない

「しまった……」と思いましたが時すでに遅しです。
完全に墓穴を掘ってしまいました。感情的になったBが続けます。

B:「あなた、Aさんのこといじめてたの? それがAさんの汚点だというの? 信じられない。いじめられた側の傷なんて簡単に癒えないでしょう? 汚点だとかあなたが判断することじゃない。失礼な態度をとってしまったかもしれないと思ってたけど、私のあなたへの印象はハズレではなかったわ。もう連絡してこないで」

そう言ってBは店を立ち去っていきました。残された私は、「取り返しのつかないことをしてしまった」と思いました。同時に「やったことはすべて自分に返ってくるのだ」とも痛感しました。

Bから言われて、すべて自分本位の考え方だったんだと気づかされました。「いじめは過去のことだ」というのは私の自己解決に過ぎず、Aが悩み苦しんだ過去は消せません。いまの私にできることは、まずはAに過去のことを謝ることかなと思いました。
幼稚園のお迎えのとき、「話があるの」とAに声をかけ「再会したとき、まずは過去のことを謝るべきだったよね。ごめんなさい」と謝りました。Aは突然のことに驚いていましたが「ありがとう」とだけ言ってくれました。

その後、AとBへの関係に変化はなく、ある程度の距離があるままです。これからもAやBと仲良くすることは難しいとは思いますが、顔を合わせたときには、誠実な態度をとり続けていこうと考えています。

※この漫画はママスタコミュニティを元に作成しています。完全なノンフィクションではありません。
原案・ママスタコミュニティ 脚本:rollingdell 作画・猫田カヨ