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いじめ3割減!コロナが影響?

「児童生徒の接触機会少なく」

京都府庁

京都府教育委員会は2日、府内(京都市立を除く)の小中高校、特別支援学校を対象にしたいじめ調査の2020年度1学期分の結果を発表した。新型コロナウイルスの影響で、いじめの認知件数は8890件と前年同期(1万2690件)より29・9%減少。心身に重大な被害を受けた「重大事態」はなかった。

 20年度は感染予防のため4、5月が休校となり6月に学校が再開された。調査は1学期の終盤に行った。

 認知件数の内訳は小学校が7912件と前年同期(1万1086件)比28・6%減、中学校は742件と前年同期(1170件)比36・6%減、高校168件と前年同期(301件)比44・2%減、特別支援学校68件と前年同期(133件)比48・9%減だった。府教委は「児童生徒同士で接触する機会が少なかったことが影響したのではないか」とみている。

 いじめの内容ではパソコンやスマートフォンでの中傷などが中学校71件、高校31件といずれも前年度より7件増加した。小学校も前年度より44件減少したが163件あった。中学校では「休校期間中にLINE(ライン)のグループから外され嫌な思いをした」という報告もあったという。

 府教委は「嫌な思いをした」なども幅広くいじめと捉えて集計している。例年はいじめが解消したかも調べているが、20年度は休校期間を考慮して行わなかった。府教委は「認知件数は減少したが、スマホでのいじめなど水面下で見えない事案があるかもしれず、2学期以降も注視したい」としている。