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高3女子の母親 いじめ自殺で同級生と熊本県を提訴へ

2013年4月、県央の熊本県立高3年の女子生徒=当時(17)=が同級生のいじめなどが原因で自殺した問題で、生徒の50代の母親が13日までに、当時の同級生と県に慰謝料など損害賠償を求めて熊本地裁に提訴する方針を固めた。

 母親と代理人の弁護士によると、女子生徒の携帯電話の記録や同窓会名簿などを基に、被告の同級生数人を特定。当時の高校側の調査や謝罪が不十分だったことで精神的苦痛を受けたなどとして、県の賠償責任も問う。

 学校側は13年4月、校長や保護者代表らでつくる校内の調査委員会を設置。同年9月に遺族に提出した最終報告書では、いじめはあったが、自殺の原因になったとは「確定できない」とした。

 遺族は調査結果に納得せず、県に再調査を要望。県はこれを受けて、14年1月に学識者や弁護士らでつくる第三者委員会を設けた。委員会は15年1月、学校調査を「専門性、客観性に問題があり、不十分」として、いじめが自殺の要因の一つになったことを認める報告書を蒲島郁夫知事に答申した。

 母親は「受け取った高校と県の調査報告は、核心部分が黒塗りになっていて娘の周りで何が起きていたのか、いまだに分からない。提訴することで、何が起きていたのかを知りたい」としている。