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「日本の学校生活で得られる一番いいもの」ベスト1

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現在、若者を中心に圧倒的な人気を集め、フォロワー数が急上昇中の、ひろゆき氏。全国のベストセラーランキングで続々と1位を獲得し、34万部を突破したベストセラー『1%の努力』では、その考え方について深く掘り下げ、人生のターニングポイントでどのような判断をして、いかに彼が今のポジションを築き上げてきたのかを明らかに語った。 この記事では、ひろゆき氏に気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

● 日本の学校は「デメリット」だらけ?  日本の学校は、「画一的で、閉鎖的で、受動的で、子どもが賢く育たない」などと、さまざまな批判を受けます。たしかに、そういった面もあります。  

個性を育てるという面においては、なかなか育ちにくいでしょう。海外の学校に比べると、見た目や家庭環境などにバラツキが少ないため、目立つ子はいじめられるリスクも高いです。  

学校の先生は、大学を卒業したあと、すぐに教育の世界に入るため、視野がとても狭いです。

民間企業などで働いてお金を稼ぐ経験をしないまま、子どもたちに教える立場になっていますからね。

考え方も非常に保守的です。

と、まあ、デメリットだらけのように見える学校生活ですが、1つだけ、メリットに思えることがあるから、それについて語ろうと思います。

 

● 学校だけが教えてくれる「たった1つのこと」  学校で学ぶことのメリットは、勉強を教わることでもスポーツができるようになることでもありません。  

 

「他人を変えることを諦め、自分を変える練習ができる」ということです。

 

 集団行動は、いろいろと揶揄されることが多いですが、人の目を気にしたり雰囲気に合わせて発言することを学ばせてくれます。いわゆる「コミュ力」です。  

「これを言ったらみんなが笑う」「これを言ったらみんなが引く」という細かなニュアンスを学んだりできます。  

そして何より、「他人は変えられないんだ」という、社会では当たり前のことを教えてくれます。  

学校生活では、理不尽なことがたくさんあります。

多数決で決めたり、先生の言う通りになったり、嫌いな友達が先生に好かれていたり、さまざまなことを目の当たりにします。

最初はそういうことでイライラしていたものが、次第に、「自分の考え方を変えればいいのか」「自分が好かれるようにすればいいのか」と、試行錯誤するようになります。  

 

これが、人間的な成長だと思いますし、社会人として働き始めてから学ぶのでは少し遅すぎるのではないかと思うのです。

 

もちろん、会社に入ってから学んでもいいのですが、人間関係で衝突するリスクは早めに回避したほうがいいでしょうからね。