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いじめ暴行で重体の息子に寄り添う

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「主張がおおむね認められた」―。判決後、原告側の弁護士が記者団の取材に応じ、裁判所の判断に安堵(あんど)した。

 男子生徒の母親はこの日、法廷に姿を見せなかった。弁護士によると、「事件のときに一緒にいてあげられなかった」と、寝たきりの男子生徒に寄り添った。判決に母親は「市の責任が認められ、安心している」と話したという。

 今回の訴訟で川越市側は、教員らが当時、「いじめが行われている認識はなかった」と主張。学校外での出来事も「本人や保護者などから申告がなければ、把握することは実質的に不可能といえる」としていたが、判決ではいずれも認められなかった。

 原告側の弁護士は「社会的に見ても、教員の目の前でいじめを堂々とすることは考えられない。一部見えたものだけが真実ではなく、見えないものがあるという観点で調査することが少なくとも必要」と指摘した。

 今回の事件では「『いじめなんじゃないか』『ひょっとしたら暴力になるんじゃないか』というサインがあった」と振り返り、「(判決が)高度な義務を学校に課しているとは思えない。端緒となるものが分かったら、さらにあるのではないか、周囲にいじめが本当にないのか、さらに踏み込んだ確認が必要」と、再発防止を求めた。