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いじめに遭ったら逃げるべき?

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 集団が変わるのは難しくて時間がかかります。個人が変わるほうがずっと早くて簡単です。だから世の中では加害者が組織に残って、被害者が出て行く羽目になるという理不尽が起こります。  学校でいじめがあって、なぜかいじめたグループが学校に残り、いじめられたほうが転校することになる。あるいは職場でパワハラがあって、なぜかパワハラした方が職場に残り、パワハラを受けたほうが転職することになる。  私はこれまでに何度かそういう相談を受けました。そういう時はなるべく早くその環境から離れるようにアドバイスしています。組織に自浄作用を期待しても仕方ありません。ゴミが「自分はゴミだからゴミ捨て場に行こう」と考えたりするでしょうか。それと一緒です。  海や川や大気に自浄作用があるのは、それが循環しているからです。流れの悪い湖や沼には汚濁が蓄積します。湖や沼のように人が集まる組織の自浄作用はもともと高くありません。  どんな組織も問題が行き着くところまで行って、外部から指摘されて、責任者が変わって体質が変わります。私たちは自浄作用という言葉に対して、「汚れが自ら綺麗になる」という誤ったイメージを抱いています。そんなことはありえません。  人間は他人と接して、初めて自分の輪郭がわかります。それを怠ると、周りの認識からズレていきます。そしてそのズレを放置するほど、気づかせようとする指摘が増えてきます。その指摘をどこかの段階で聞き入れるのが自浄作用です。  しかし、それが最低限でもできるなら、最初から人をいじめたり、パワハラしたりしません。最近はあまりにも自覚がなさすぎて、自らいじめ動画をSNSにアップして炎上、退学になった学生もいました。自分がわからないほど、恐ろしいことはありません。

 

一緒に戦ってくれる仲間を集めましょう

 特にいじめの場合、ほとんどが一人対複数の構図になります。その複数人が変わるのを期待するのは無謀です。時には事なかれ主義から、組織そのものが隠蔽に加担することもあります。結局、いじめられているほうが変わることになります。  それがどうしても納得できないのなら徹底抗戦しかありません。戦いになればものを言うのは数です。相手はもともと集団です。良いように言い包められないように、自分も一緒に戦ってくれる仲間を集めましょう。  いずれにせよ、「されるがまま」というのが一番よくありません。今いる場所を見限るにせよ、徹底抗戦するにせよ、誰かに相談しましょう。誰かと接しないと、自分の状態を認識できないのは加害者も被害者も変わりません。  先日も、アイドルがグループを卒業することになりました。彼女の場合も集団が変わるのではなく、個人が変わっています。コミュニティからの離脱は泣き寝入りではなく、「ここにいても仕方ない」という見限りであるべきです。今いるところだけが居場所ではありません。 佐々木

 
佐々木

コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る