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いじめ事件 ・イジメ ニュースを発信中!スマホいじめが増加!子供達をいじめから守ろう!

女子トイレでの嫌がらせが怖い

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H美さん(38歳)は、都内で夫、中学生の息子・娘と暮らす専業主婦。結婚退職をしてからは、外で働いたことはありません。この15年間、家事や子育てで充実した日々を送ってきました。しかし、子どもも大きくなったことだし、そろそろパートを始めることを考えているそうです。

「でも、どうしても職場の人間関係を考えると躊躇してしまうんです。というのも、私は以前の職場は形としては結婚退職になっていますが、実際はいじめをきっかけに辞めたに等しいもので……」

 H美さんは、大学新卒でとある企業に営業事務として入社しました。そこで3歳年上の先輩営業と親密になり、お付き合いをスタートさせたのです。交際をスタートさせた直後、彼氏となった先輩営業は会社の飲み会の席でうっかりそのことを暴露。周囲はおおむね祝福ムードだったそうですが、そうは思わない社員も少なからずいたようです。

トイレで悪口を言われるように

「その翌日から、私がお手洗いに立つと同じ部署の3人の女性社員が一緒に付いてくるようになったのです。メンバーは私と同じ新卒の同僚と、1年上の先輩、10年くらい上の先輩。1日に1回は全員が同じタイミングでトイレに行くという謎の状況だったのですが、短い時間だったのと男性社員は外回りで居ないことも多かったので、誰も気には止めなかったみたいですね」

 そこでH美さんがされたことは、シンプルな罵倒。H美さんが個室に入ると、彼女たちがその外で延々と悪口を言い続けるというものでした。

「『入社直後に男捕まえるとかない』『男あさりに入社したんじゃない?』『ブスでチビのクセに生意気』……私が社内恋愛していることだけでなく、私の容姿についての中傷が多かったです」

 控えめな性格ゆえそこに喰ってかかるようなことは出来ず、H美さんはただただそれを聞き続けることしかできませんでした。3分くらいすると彼女たちは出ていくので、その後は暗い気持ちで自分のデスクに戻っていったそうです。

彼氏にすべてを打ち明けた

「これが2ヵ月くらい続いて、だんだん私もノイローゼっぽくなってしまったんです。私は彼氏にすべてを打ち明けました。『酒の勢いでとんでもないことを言ってしまった』と、彼は責任を感じてどうにかいじめを止めさせるすべを画策してくれました」

 しかし、H美さんはこれを公にすることでの報復を恐れていました。もう会社に行きたくない、辞めてしまいたいと泣くH美さん。彼はいろいろと考えた末にH美さんにプロポーズをしてくれました。

「どうせ辞めるなら、結婚退職という形の方が角も立たないだろうという彼の判断でした。付き合い始めからお互いに結婚を意識してはいたので、ちょっと早いかな? と思いつつ話はスムーズに進みました」

 2人の付き合いが周知の事実となっていたことが功を奏し、特に問題なくH美さんの退職は認められました。その後、彼女をいじめていた3人の女性社員との接点は特になく、あれから15年の月日が流れました。ところが…!

15年ぶりに再開。トイレに行こうと立ったら…

「つい最近、あの3人に再会してしまったんです。先日、まだ同じ会社で働いている夫から呼び出されて、当時の上司の退職祝いの場に伺ったんですよ。そこに3人の姿がありました」

 挨拶の言葉すら交わすことなく、3人から離れた場所にいたH美さん。しかし、トイレに行こうと立ち上がった時に3人が動き出すのが見えました。そして、当たり前のように彼女が入った個室の前で15年前とまったく同じように罵倒をし始めたのです。

「『びっくりするくらい老けたわね』とか『よく顔を出せたわね』とか、相変わらずのことを言ってました。私はその悪口自体というより、未だに粘着的にそんなことをする彼女たちが怖く感じて、その場を動くことができませんでした」

 トイレから帰ると、H美さんは逃げるように会場を後にしました。ちょうど外で働き始めようとしていたタイミングでの再会。H美さんは少々気力が削がれてしまったと肩を落としました。

「15年経ってもあんなことをされるなんて、私にも問題があるのではないかと……。次の職場でも同じような目に合うかもしれないと怖気づいているのは事実です」

 

自分の悪口、誰かが「いいね」

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「は、クラスから早くいなくなれば? みんな腐る前に!」

 「皆とお前一緒にするなってw 物理的に腐るのはありえないよー?」

 2016年8月、中学2年生で自死した、青森市の葛西りまさん(当時13)のスマートフォンに残されていた、LINEのメッセージだ。前者はクラスメート、後者はりまさんが書き込んだ。

 父親の剛さん(41)は初めて見た時、内容のきつさに驚いた。「普段と言葉遣いが全然違う。メッセージを見るだけでは、誰か分からない。娘も友達も……」

 市の審議会が後にまとめた報告書によると、この書き込みがあったのは、りまさんが中学1年の7月。入学してすぐに、クラスではLINEグループができ、厳しい言葉が飛び交うようになった。

 LINEのグループに加わっていれば、他のメンバーを「強制退会」させることもできる。8月になると本人も読める状態で、りまさんについて「おかしいよね~死んで欲しい」「退会させるか」といったやり取りが交わされ、同級生の一人が退会させた。

 直後には「クソワロタ(めちゃくちゃ笑った)」「さよーならー」「わらうしかなーいww」といった書き込みがされた。別の同級生が保存して送ったらしく、この画面もりまさんに届いていた。

 体調を崩したりまさんは部活を休みがちになった。そうすると、部活のLINEでも「退部しろ」と書き込まれたり、入退会を繰り返されたりした。ツイッターにも「逃げんなクソブス」などと投稿された。

 口頭でもいじめはあったが、いつでも、どこでも逃れることができないSNSは、特に重くのしかかった。報告書は「あらゆる行動への視線を常に意識し続けることから、心理・精神的な疲弊が助長され、強い心的苦痛を感じるようになった」と指摘している。

 2年生の夏休み明けの初日には、学校で「きもい、なんできてんの」「死ねっ!」などの言葉を直接投げつけられたとされる。翌朝、りまさんは学校に行く途中で命を絶った。

 

「いじめ動画」を投稿したがる子供

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2019年2月、新潟県の私立青陵高校で1年の男子生徒2人が複数の同級生などから蹴られたり、棒のようなもので叩かれたりする様子が映った動画がネット上に投稿、拡散された。動画は加害者生徒の1人によってインスタグラムに投稿された後、ツイッターで拡散。被害を受けた生徒は県警に被害届を出すといい、県警少年課も動画を確認、暴行容疑で捜査を始めたという。

また2018年1月には、岡山県岡山商科大学付属高校で廊下にうずくまった男子生徒が、周囲の生徒からタオルで何回も叩かれる動画がツイッターで拡散。いじめに関わった生徒たちいわく、「遊びで投稿したものが、いじめと勘違いされた」という。

今年頻発した「バイトテロ」(アルバイト従業員が不適切な動画をネット上に投稿すること)もそうだが、生徒自ら動画をSNSに投稿したことで騒ぎとなるケースが目立つ。なぜ子どもたちは、「いじめ動画」を進んで投稿してしまうのだろうか。

「ウケるコンテンツを投稿したい」

いじめ動画の投稿者は、いじめの加害者本人が担うことが多い。筆者は、ある加害者生徒が投稿の理由を聞かれて、「面白い動画が撮れたから」と語っていたことが忘れられない。彼はいじめ動画を「仲間内でウケるコンテンツ」程度にしか見ていなかったようだ。

今の子どもたちは、さまざまなSNSでつながっており、ウケるコンテンツを投稿することで注目を集めたいと思っている。彼らにとってフォロワーや反応が多いことは快感であり、それは投稿するだけで簡単に叶えられるもの。だから、子どもたちはうかつに問題のある投稿をしてしまうのだ。

しかし、問題のある投稿をする子どもの多くは「ネットはオープンな世界」ということを忘れがちであり、その結果、冒頭のような問題につながっている。

最近は、動画投稿アプリ「TikTok」でのいじめも目立ってきている。TikTokに投稿した動画に嫌がらせや悪口のコメントを書き込むケースはとても多い。

ある女子小学生が投稿する動画には毎回、アンチコメントがついている。「この子の何が可愛いのかほんとにわかんない」「この子のファンはブス多し、アンチ軍可愛い子多し」などのアンチコメントに対してファンがコメントで言い返す事態が繰り返されている。

YouTubeTikTok動画をさらす行為も多数行われている。元動画を編集することで、投稿者の容姿を誹謗中傷したり、「黒歴史」などのタイトルをつけたりして、評判を貶めるケースは少なくない。

また、TikTokの「デュエット機能」を使った嫌がらせも起きている。デュエット機能とは、他のユーザーの動画とコラボできる機能だ。元動画の横に並んで表示されるので、一緒にダンスを踊ったり、掛け合いをしたりしているように見せることができる。

「デュエット機能」を悪用した「いやがらせ」が横行している(筆者撮影)

知り合いの女子中学生に話を聞くと、「私が見たのは、A子が友だちのB美の顔真似をするコラボ動画。馬鹿にして見える動画だったから、B美はすごく嫌がってTikTokをやめちゃった」という。

A子は、複数の動画に対して同様の行為を働いていたようだ。設定から「自分とデュエットできる人」を制限するとこのような問題は起きづらくなるが、その代わり楽しさも制限されてしまうかもしれない。

いじめ動画の「大きすぎるリスク」

いじめ動画には、さまざまなリスクがあることも忘れてはならない。たとえば、一度投稿された動画が、もし他人に保存された場合、被害者はそれを削除することはできない。もしその動画がYouTubeツイッターに投稿されたら、いじめが解消された後でも被害者の尊厳が傷つけられる可能性が高く、同様の問題は実際に起きている。

加害者にとってのリスクも大きい。いじめ動画が広く拡散し注目を集めれば、それを見た一部の人間よって「犯人探し」が始まる。多くの場合、加害者が特定されて、テレビや新聞などで報道されたり、まとめサイトに名前や学校名、顔写真などの個人情報が掲載されたりするケースがよく見られる。

まとめサイトに掲載される情報は恣意的で、見ている人間に悪い印象を与える構成が多い。そんな情報がネットに掲載されたら、今後の進学や就職活動に悪影響を及ぼす事態にもつながりかねない。なので、いじめ動画はもちろん、「いじめに間違えられかねない動画」の投稿も避けたほうがいい。

そもそもいじめは「他人の尊厳を傷つける行為」だ。どんな理由があったとしても、正当化はできない。いじめ動画の過激化を避けるためにも、もし自分が親であるならば、子どもたちにそれによって被害者がどれだけ傷つくのかと同時に、加害者側にも大きなデメリットがあることを伝えたほうがいいだろう。

 

クラスの人気者と元いじめられっ子、幼なじみのすれ違い

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もふもふ枝子「キミに言えないことがある」

「キミに言えないことがある」は、デザイナーとして働く青年・椎名恭介と、彼の幼なじみ・雨宮佳純の関係を描くBL作品。活発でクラスの人気者だった恭介は、内気で元いじめられっ子の佳純にとってヒーローのような存在だ。また恭介にとっても佳純は大切な相手だったが、互いに自分の思いを伝えられずにいた。社会人になり同窓会で再会した2人は、友人として親しく過ごしているが……。

 

 

女子中学生の飛び降り自殺をいじめと認めない闇

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2018年1月に名古屋市で起きた女子中生自殺事件を巡り、その原因をいじめと認めなかった「名古屋市いじめ対策検討会議」の調査結果を不服とした遺族が、同市の河村市長に対して再調査を求めたことが、各メディアで大々的に報じられました。この事件について調査を進めている現役探偵の阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんは、自身のメルマガ『伝説の探偵』で、隠蔽を図っているとしか思えぬ学校サイドや自殺した生徒が所属していた部活の異常性を明らかにするとともに、「名古屋のいじめ予防対応は絵に描いた餅」と厳しく批判しています。

名古屋名東区中1自死事件

2019年4月14日、報道機関によれば、

名古屋市名東区で2018年1月、名古屋市立神丘中学校1年の女子生徒=齋藤華子さん当時(13)=がマンションから飛び降り自殺した問題で、同市教育委員会が設置する第三者委員会は「心身の苦痛を感じるいじめ行為があったとは認められない」と結論付けた報告書を市教委に答申していたことが14日、遺族への取材で分かった。

当日は1月5日の早朝で、彼女は部活の合宿に行く予定であった。同生徒は2017年9月に大阪から名古屋市に転校、11月からソフトテニス部に入部していた。

三者委員会なるもの構成

三者委員会の構成については文科省ガイドラインにもあるように、弁護士や精神科医臨床心理士などで構成されている。

名古屋市の場合は、教育委員会直下のいわゆる検討委員会を第三者委員会として扱っており、これは常設されている。本件についても、常設のいじめ検討となる「名古屋市いじめ対策検討会議」が担当している。

現状の構成メンバーは6人で、構成メンバーは名古屋市のホームページに記載されている。

名古屋市の場合、この委員会については、「名古屋市いじめ対策検討会議条例」なるものがあり、教育委員会の付属機関として設置されているのだ。

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報道機関各社についてもこれを「三者委員会」と記載しており、私も直接、名古屋市教委から第三者委員と呼称しているのを聞いているから、名古屋では委員の入れ替わりもほとんどない「教育委員会の付属機関」であっても、第三者委員会なのだとしているのであろう(以下、この自称第三者委員会については、「付属機関」という)。

たくさんのいじめ目撃証言

いじめについてはたくさんの目撃情報がある。

特に学校が2度取っている記名・無記名のアンケートには、いじめの加害者の氏名がいくつも記載されていた。つまり、いじめを問うアンケートには、具体的ないじめの状態とそれをした行為者が、何人ものアンケート回答に記されているのである。

特に部活においては、華子さん本人が特定の同級生について「怖い」と別の同級生に相談していたというものもあるし、一人で帰っていた(ボッチにされていた)というものもあった。

ところが、これを付属機関は、「伝聞だと判定し別段の問題はなかったとしたのである。

いくら生徒たちが正直に声をあげても、その声はどこかでフィルターがかかり、変えられてしまうのだから、まともに証言して内申を人質に取られては堪らないと思うだろう。

大阪時代

付属機関は、報道によれば、「過度な練習で心身の不調さをきたした可能性が高い」として、華子さん本人の真面目な性格から「休みたいと言えなかったことが自死の原因だとしているが、彼らはわずか4ヶ月しか彼女のことを知らない人らから話を聞いて、よくそこまで言えたものだと首をかしげざるを得ない。

確かにソフトテニス部は校内では有名なブラック部活であり、上下関係が過度に厳しいことからいじめが多発していたという証言はいくつもあるが、学校にいたのはわずか4ヶ月なのだ。この短期間で人を語れば、遺族から想像に基づく作文に過ぎないと酷評されても仕方ないだろう。

私は華子さんが名古屋に来るまで過ごしていた大阪で彼女のことをよく知る人物らから話を聞いている。そして、心理テストを行い簡易ながらも分析をした。

確かに彼女は、真面目で物事に真摯に取り組む様子がよく聞くことが出来た。その一方で、ユーモアがあり、性格は明るくサバサバしているというエピソードも多かった。つまり、ストレスをあまり溜め込む傾向ではなく転化して発散する実績があったのだ。

他の側面としては、慎重さがあり、頑固とも言えるほど自らの考えを貫こうとする傾向がある。知能レベルは高く、予測をして回避をする能力もあるが、他人との軋れきに動じないという傾向もある。簡単に言えば、間違っているということがあれば、相手が誰であれ間違っていると思うと言える子であった。

また、一方で家庭でのコニュニケーションも濃厚であることから、自死という結果には疑問が生じてくる

学校の対応

前述の4月14日の報道の後、保護者会がはじめて行われたというニュースも流れた。

つまり、学校はアンケート調査などを行いながらも、自死という最も重い事態と言える状況の中で、およそ2年間説明すらしていなかったのだ。

その姿勢は全てにおいて共通していると言えるだろう。

例えば当時の校長は、部活の合宿については非公式の活動であり、学校の公式の活動としては認められないとしている。しかし、中学校の部活が顧問(教員)引率で活動をすれば、それは、学校としてあずかり知らぬとは言えないのは当然なのだ。

また、付属機関の調査によれば、学校は再発防止として独自の取り組みをしている言うが、その内容の全てが、遺族による提案をそのまま採用したものであるのだ。自ら考える力がない学校に、積極的にいじめを予防する力はない。

この学校の保護者らに1つ言える事は、明日は我が身という事だ。

付属機関の調査不足はなぜ起きたのか?

遺族によれば、付属機関の委員らは一部の生徒らからしか聞き取りができていないというかのだ。

その姿勢について、重要な情報を持つ子、アンケートで名指しされていた生徒やその関係生徒に重きをおいて調査すべきだいう遺族の指摘に、付属機関の委員らは、答えると言っている子にだけ真摯に調査をすれば間違いはないと答えたという。

付属機関は確かに社会的なステイタスもある権威ある専門家であるが、それはその世界での話である。調査の専門家として指摘するとすれば、何も知らない、情報を持っていない者からいくら話を聞いても、それはただの時間と費用労力の無駄なのだ。

ディオ風に言えば、「無駄無駄無駄無駄無駄!」なのである。

情報を持っているが、起きた事件自体が過重なストレスで調査を拒んでいる相手や保護者をいかに説得するかが重要であり、どこまで情報を聞き出せるかが調査の醍醐味と言える。

例えば、アンケートで名指しされた生徒は調査拒絶をしている。これは法体系の中でできる事であり、拒絶されてしまえば調査はできないことになる。いじめ防止対策推進法を改正するとして超党派の議員らの議題の中でも、調査の拒絶権を簡単に行使できる事を問題視しているが、それならそれで、探偵であれば探り方というのはあるものだ。お上品なお仕事をなさっている先生方にはできないことかもしれないが。

例えば、飛び込み営業をする営業マンは、断られるだけではなく塩をまかれる事をわかった上で、飛び込み営業でも実績を上げていく。電話での営業をするアポイント電話の人らでも、「いらない」と言われながらも、あちこちに電話をかける。

調査や捜査においても、根気強く地廻りをして、足で情報を稼いでいくものだ。断られても拒絶されても、本部にクレームが入っても、情報を得るためであれば、粘り強く説得するのは調査をする者としては当然の姿勢なのだ。

いじめの情報

同級生による入部の妨害と嫌がらせ

華子さんがソフトテニス部に入部を決める前、すでに部活に所属していたメンバーの一部から、入部しないように部活の厳しさへの指摘があった。

これについては、関わっていたメンバーからの証言からも明らかなのだが、その理由として、「ソフトテニス部はいわゆるブラック部活で、部活の指導のみならず生活態度や拘束される時間にも厳しさがあり、勉強と両立させるのが大変だから、本当に大丈夫なのか?未経験者だと特にきついよ」と良かれと思ってのアドバイスであったとされている。

しかし、私がより内部の人物から聞いた情報によれば、それは建前的な問題後の後付けの言い訳に過ぎず、入部妨害を特にした生徒らは、「現行のメンバーで活動したいと考えており他所から来た他人しかも未経験者に入ってきてもらいたくなかった」という話を聞いている。

さらに、入部の申し込みがわかったところで、「何でウチらの話を聞かないのよ」ということになり、経験者が未経験者を教えるという伝統であったそうだが、教える事を拒否する経験者もいたということであった。

つまり、はじめから異質の者としての扱いがあり一部の生徒からターゲットにされていたことが伺えるのである。

部員によるいじめ

ある部員は私にもアンケートにも、華子さん本人がソフトテニス未経験者にも関わらず、メキメキと実力をつけていく姿に焦ったと言っていた。流石に試合となれば、経験者には及ばないが、試合に出してもよいと言われるまでが異常なスピードであった。

このままでは抜かれる、そうした焦燥感が嫌がらせとなり、いじめへとつながったのであろう。

華子さんが転落死したということがわかった段階で、校内の多くの生徒が、ソフトテニス部内でいじめが起きたのだと感じたという証言もある。「あの部活は毎年しごきを超えたいじめで部員が辞めるんですよ」。これは他の部活に所属している生徒が私に話した内容だ。

そして、1月5日当日、生徒らによれば、華子さんは合宿の待ち合わせ場所に来たそうである。それを、部活の一部のメンバーが「帰れ、帰れ!」「お前に居場所なんかないよ」とやって無理やり帰らせたという情報を得た。

付属機関の調査では、口裏を合わせて、「来なかった」「引っ越してきたばかりで場所がわからないかもしれない」と言ったが、口裏を合わせられない子や不安定な子は聞き取りを拒否させたという情報も得ている。

つまりは、華子さんは部活の合宿に参加するため、バスが来るという待ち合わせ場所へ早起きをして向かった。ところが、強制的かつ高圧的に参加を拒絶され家の近くまで帰られせられたのである。

だから、華子さんの靴は汚れていたのだ。

そして、自死が分かった時、それに関与した一人の女性生徒の母親は娘からその話を聞き、異様に動揺をしたまま、遺族の元へ向かい、あまりの動揺ぶりを記憶されたのである。

一部の関係者は、華子さんの死があまりに隠されることがストレスになり、毎晩夢に見るようになったことから、月命日には現場に献花をするようになった。

ブラック部活

例えば、インフルエンザで1週間、部活を休んだとする。

すると、最低でも21周走らなければいけないというのが部の裏の決まりであった。

1年生は水以外飲んではダメ。どんな状況であっても、先輩より先に先輩を見つけ挨拶しなければならない。などなど、ソフトテニス部にはいくつもの裏の決まりがあった

こうしたブラック化した部活の状況は、付属機関もよく調べて、その異常性を指摘している。

そもそも裏の決まりがあるということが問題なのだが、顧問らは当然、こうしたことがあることを知っていた。ところが、当時の顧問らは、遺族が指摘しても、「そんなものはありません」と裏の決まりが書かれたメモが出てくるまで否定し続けていた

結果的に、証拠が出たことで顧問らは裏の決まりがあったことを仕方なく認めているが、証拠がなければ、一切喝采を認めなかったであろう。

河村市長の対応

河村市長は、自死事件が起きてしばらく経ってから、必ず行って話をすると遺族に約束していたが、色々あって伺うことはできないと人伝てで反故にしている

彼らしくない不誠実な対応をしたことになるが、4月14日以降の報道で、河村市長は「遺族とよく話してから、(遺族側が要望している本物の第三者委員会による再調査をするかどうかは)決める」とコメントした。

河村市長はいじめの予防対応については、「子ども応援委員会」なるものを作り、各校に専門家を配置するなどいじめ予防については画期的な仕組みを全国に率先して導入してきた。

ところが、教育委員会常設の付属機関を「第三者委員会」扱いするようでは、仕組みは素晴らしくても、結果それが学校や教育委員会の不都合を隠すために利用されてしまうのでは、せっかくの仕組みも「絵に描いた餅」に過ぎない状態になってしまう。

専門家を各校に配置してどんな実績があったのだろうか。仕組みはしっかり運用されているのであろうか。絵に描いた餅ならば、幾つもの委員に名を連ね、まるで名義貸しをしているような者はいないのかよくよくチェックし排除すべきだろう。

河村市長は私の同志である教育関係者のところまできて、名古屋市の教育界の壁が厚いことや子ども達への思いを語ったという話を聞いたことがある。そこまで志のある男が、真摯に対応すべきこの問題を一度約束を反故にしてしまった。その上、ここにきて尻込みしているようでは話にならないと言わざるを得ない

子供の命を守るんだろ?こんな杜撰な調査を公式にしていいはずはない。

見直すべき異常な事態が起きていると認識すべきであろう。

編集後記

本件がニュースになり、注目されると、続々と情報を持つ生徒たち(付属機関の調査を拒否した子も多く含まれる)が、私が代表理事を務めるユース・ガーディアンの「本件に関する情報提供のお願い」を見て、情報を寄せてくれています。

中にはアンケートに詳しく書いたのに、なんでちゃんと調べてくれないの?という不満の声もありました。

保護者に関しても、学校が開いた保護者会の内容を聞いて、「嘘をついている」と感じたという感想も寄せられています。そして危機感を持っています。「明日は我が身なのかもしれない」「こんな学校教育委員会に子どもの命は預けられない」という意見が大半です。

もちろん、その中には、こんな情報提供を求めるサイトは即刻削除せよ、という嫌がらせもあるわけですが、辿る限り、何らかの役員など学校の関係者と言える者から発信されたものでした(私が探偵であるということを知らないのでしょうか…)。

付属機関の委員についてはその専門性の中では実績のある方達だと思いますが、この事件についてはというより、この制度自体、私には全く理解ができません。

事件ごとに職能団体に推薦を求めたり、予定を合わせてもらったりの調整は大変だというのは理解できますが、だからと言って、重大事態に対して、いつもの常設委員さんでという論理は、問題軽視ではないかと思うのです。それに常設ということは、利害関係はバッチリあるように思うのです。本件では、教育委員会はいじめを否定しています。その次がその付属機関、まるで世間で言うところの第三者委員会と呼ばれて現れ、教育委員会とさして変わらぬ調査をしたわけです。事務局は教育委員会です。これでは、時間の無駄行政予算の無駄使い、さらに委員の中には、他の地域行政で同様の委員をやっている兼任者もいます。

重大事態は少なくとも数百件は起きてしまいます。その全てではないにしろ、兼任もいるような委員会、ましてや教育委員会直下の付属機関で調べきれるわけがないと思うのは私だけでしょうか。

大津のいじめ事件を担当した委員はダンボール箱だけでも大変な量の資料があったと言います。それを読み込み、疑問点をチェックし、聞き取りをしたり、聞き取りできるように説得をするなど、大変な時間がかかったわけです。これ、件数にすれば1件ですから、本業を持ちつつ、同様に年間十数件やるだけでも、スーパーマンに近いと言えるわけです。

三権分立から考えて、日本の政治は経済経済と経済バカな話ばかりです。立法面で言っても、耳にするのは経済バカな話ばかり、あとは与野党の足の引っ張り合い…。右でも左でもどっちでもいいから前に進めろよ、と思ってしまうのですが、結果、子どもの問題は、ばらまき型の話ばかりで、命に直結するようないじめや虐待の話はほとんど前に進まないのです。

特にいじめの問題はいじめ防止対策推進法の改正について超党派の議員が試案を出しましたが、速攻で遺族からクレームがついているわけです。

仕方ありません。いじめを放置もしくは先導した教員処罰案は票田とも言える有権者が多くいる教育界を敵に回しかねないですからね。

…ふざけるなと思うわけですが、それを言うと、「阿部ちゃん、もっと大人になれよ」と言われるわけです。

本にもコラムにも書きましたが、「子どものいじめ問題は大人社会の写し鏡です」。今のいじめを異常と思うならば、今の大人社会が異常なのです。

そして、今、名古屋で起きていることは異常以外のなにものでもありません。私は彼女の死自体に疑問を持っています不審点が多すぎるのです。本件については、さらに取材を進め、真相を究明したいと思います。

 

部活動に加えクラスでも校長は認識不十分

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秋田県能代松陽高(能代市)に入学した女子生徒が所属した運動部内でいじめを受けた問題で、県子どもの権利擁護委員会は25日、再調査報告書を佐竹敬久知事に提出した。部活動に加え、在籍した2年生のクラスでもいじめがあったと新たに認定。県教委の第三者委員会が16年にまとめた調査報告書より踏み込んだ。
 再調査報告書は、最初の調査と同様に部活内でのいじめを認定した上で、その影響が1年生の時のクラスにも広がりつつあったと指摘。2年生のクラスで虚偽のうわさを流されたことにも触れ、加害者の特定は困難だがいじめがあったと判断した。
 さらに(1)当時の校長はいじめへの認識が不十分で、被害生徒の訴えを聞かず、組織的対応をしなかった(2)被害生徒と加害が疑われた生徒への対応が明らかに異なり、学校への不信を生んだ-などとも指摘。被害生徒を苦しませたことについて「重大な反省をもって受け止めなくてはならない」と強調した。
 再調査は被害生徒への聞き取りを出発点に位置付けた。子どもの権利擁護委委員長の京野垂日(たるひ)弁護士は記者会見で「被害を訴えた生徒に対する学校の対応が理解できない。被害生徒を守る対応ができず、かえって孤立させてしまった」と当時の対応を批判した。
 県教委第三者委の報告書に対し、被害生徒側が「事実と異なる記載がある」と異議を申し立て、県は17年11月に再調査の実施を決めた。
 佐竹知事は「学校側に厳しい内容になった。いじめ問題について先入観を排して実態を把握し、被害生徒の真情に意を用いた適切な措置を取るよう、教委に強くお願いする」とのコメントを出した。

 

親が身につけるべき「相談力」

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相談力を高めよう

いつもメルマガを見てくださる読者の皆さまに心から感謝申し上げます。読者の方々から時折、感想が寄せられることがあります。「読んで自分の悩みがわかりスッキリした」、「物事の仕組みや問題の解決までの道筋が分かった」、とお礼の言葉をいただくこともあります。

また、ご相談をうけたまわることも多いのですが、少し気になる点があります。それは、話を聞いてもらいたいだけなのか本当に問題を解決したいのか相談する本人自身がわかっていないこともあるということなのです。まずは、自分の気持ちを見極めることが必要です。

さらに、一歩前に進もうという勇気や熱意相談する際のある程度の力量も欠かせないという点です。力量と言っても難しいことではありません。

例えば、いじめ問題ではないのですが、最近、若い女性から進路について相談がありました。26歳の彼女は、地元の短大を卒業後、いったんは就職したのですが、どうしても芸術の道を進みたいと、祖母に数百万円の金を出してもらいアメリカに数か月間、短期留学して、半年前に帰国したそうです。しばらく、ボランティアをしてぶらぶらしていたのですが、今春、通信制大学に入学したということでした。

なんとも恵まれた家庭環境に見えます。しかし、彼女は、本当はお金持ちではないこと、家族からの支援はもう金輪際ないのだということ、父母をはじめ家族とのコミュニケーションがうまくいっていないと打ち明けてくれました。さらに、彼女の入学した大学は、芸術とは関係のない、他の科目の通信制大学というので、ちぐはぐな印象を受けました。

私からは、ひとこと「自分がやりたいこと仕事として成り立つこと社会的に評価されてお金をいただけること」とは違うのだということをお伝えしました。社会人であるならば、まずは経済的に自立することが最優先であること、そのための努力をしているのか、という実務的なことを問いました。

そして、「アメリカ留学に数百万円を投資したならば、それを活かすように履歴書に書いて自分を売り込む努力をして、よい仕事に就いて、投資が無駄にならないようにしなければ、ご家族は納得がいかないのではないですか」と聞いてみました。

彼女ははっとした表情で、「お金や結果で返ってくるのだ」ということは考えたことも無かったこと、家族とそういった、突っ込んだ会話をしたことがなかったこと、実は母と娘である自分との関係性が薄いこと、父母も仲が良くないこと、祖母と母との間の交流もないことを教えてくれました。彼女は、すべての原因はそこにあると言いたげな様子です。

私からは、「あなたの過去や家族の悩みを聞いてほしいならば、他に相談にのってくれる人、話をじっくり聞いてくれる人に相談してください。カウンセラーさんが適任でしょう。私は、今はあなたの将来を支援する友人です。過去の愚痴を聞くためだけに費やす時間が惜しいです」ときっぱり言いました。

「就職先を決めたいなら、今すぐできますよ。ほらスマホハローワークの求人サイト、インターネット検索だってできます。私はソーシャルワーカーなので過去、数多くの人を支援してきましたからわかります。貴女は必ず就職できます。今聞いた、あなたの条件で、就職情報を探すと、はいっ、大学に近いところで数件、これだけ出てきましたよ。どうですか、明日にでもハローワークの窓口に行って、紹介状を出してもらい、面接の日取りの連絡を取ってもらい、明後日にも面談を受ければ、1週間後には就職が決まっています。さあ、どうですか?」と提示してみました。

最初はあっけにとられていた彼女でしたが、私から

  1. 今の日本は若者人口が少ない、売り手市場
  2. 4月という絶好の就職チャンス
  3. 若いので既卒はハンディにならない
  4. 留学もボランティアも尊いので企業は必ず評価してくれること

など強みになるところをたくさん示して、背中を押しました。彼女は、「1年以上もあれこれ悩んでいたのに、相談したら数分で解決してしまった!」と大笑いしていました。

数日後、ラインで彼女からお礼のお知らせがありました。就職が決まり経済的な悩みが消えてスッキリしたようです。このぶんなら学業も芸術活動も見込みありです、うれしいことです。

いじめ問題についても、同じように堂々巡りをして何年も解決していない方々がいます。どうしよう、どうしようと、あれこれ考え、悩みのふちにはまってしまうと、何も進まないまま時間が過ぎ去り、学校の先生も転勤してしまうということも起きます。加害者の記憶も消えます。不登校を続けると学力が身に付かず、損をするのはわが子ばかり、というつらい状況になります。

一時の感情で学校に乗り込んでも、校長や教頭先生は静かに聞いてくれますが、答えが出ません。何度か通っているうちに、カウンセラーさんを紹介されて、定期的に話をしているだけということになります。しかも、子どもの不登校は変わりません

お父さんに相談しようとしても、「仕事が忙しい」と会話になりません。お母さんはウツになって心療内科に通い始める、そういったご家庭は多いのではないでしょうか。

相談する側も問題の見切りをしなくてはなりません。「いじめを解決したい」とただ漠然と思っているだけではダメなのです。学校ができることと、できないことを見切らないといけません。より具体的に学校が対応できることをお願いしてみることです。

「わが子が再登校して、イジメに遭わないよう、イジメっ子とその仲間とクラスを変えてください」
「トイレで鉢合わせしないように、別の階のクラスにしてください」
「同じクラスには幼稚園時代から仲良しの〇〇さんを入れてください」

このようにお願いしてみたところ、学年が変わったとたん、イジメに遭うことは無くなり、明るく通学できるようになった、という事例もあります。

また「素早い判断力で行動し相手方を謝罪させた」例もあります。我が子が精神的に病むまでイジメがあったのに、加害者側もその親も認めない、そのことを学校に依頼しても解決しないことを悟った、あるお母さんは、どうしても加害者側に謝罪をさせたいと思っていました。

その気持ちを汲んで応援していたところ、そのお母さんは、ある時、公園で偶然、わが子がイジメられているのを発見し、駆けつけてイジメ集団おおかたは逃げたの一人の子を捕まえることに成功しました。

その場ですぐにその子の保護者に電話し、来ていただき、事情を話し、ともに自家用車で素早く逃げた加害者たちの家を訪問して、それぞれ加害者側の保護者に、「この子とイジメを一緒にやっていた」、「被害者の母親も目撃した」、と証拠を突き付けたそうです。

結果は、加害者側リーダーの母親が自分の子をビンタしその母親が土下座をして謝罪するという、被害者側のお母さんがおののくような結果となったこともあります。また、学校にも伝えたところ、あらためて子ども達に教育的指導をしていただいたということでした。

ですから、最初に述べたように、「相談したら、誰かが何とかしてくれるだろう」ではなくて、自らが主体となってできることをやろうという気持ちが必要です。勇気を出して相談してみたら、そして頭がスッキリして、やるべきことが見えてきて、あっという間に解決できたというケースが多々あります。

そして、もうひとつ腑に落としていただきたいことがあります。先の校長や教頭先生も貴方様のお話を聞いて何とか力になりたいと思っているのです。しかし、何をしてもらいたいのか聞く側が理解できないということがあります。相談する側にも、「具体性」と相手方を説得する努力が必要です。「説得力」をアップさせなければなりません。ただただ、待っているだけでは何も起こりません。時代劇の水戸黄門は永遠に現れません。

多くの学校の校長先生、教頭先生は経験も豊富です。しかし、具体的なこうしてほしいという要望を受けないとどうしてよいのか悩む先生も多いのです。「できることとできないことをよく見極めて具体的にここまでしてほしい」と相談してみてください。

子ども達が大好きで先生になった方々です。学校としても、子ども達が明るく再出発できるよう手立てを高じたいのです。多くの先生は時間切れを狙っているわけではないのです。具体策を思いつかないだけの場合が多いのだ、と知っておくことで交渉もスムーズにいきます。

これまで学校や教育委員会、第三者委員会に厳しいことを言いましたが、彼らは税金で成り立っている公的機関です。アカウンタビリティと言って、オーナー様である国民に対する説明責任があります。私からの厳しい言葉は改善への期待です。