中２いじめ自殺 同級生を家裁送致！

昨年７月、岩手県矢巾町（やはばちょう）の中学２年、村松亮さん＝当時（１３）＝がいじめを苦に自殺した問題で、盛岡地検は６日、暴行容疑で書類送検された同級生の少年を盛岡家裁に送致した。今後、家裁が少年審判の開始・不開始を決める。

　送致容疑は、昨年６～７月、村松さんに対し、複数回にわたり暴行したとしている。

　村松さんの父親は昨年７月、暴行容疑などで少年４人を告訴。県警は今年２月、１人を暴行容疑で書類送検し、１人を児童相談所に通告した。残る２人は暴行容疑に当たる事実がなかったと判断した。

　村松さんは昨年７月５日、ＪＲ矢幅駅で電車にひかれ死亡。学校は同２６日、いじめが自殺の一因だったとする調査報告書をまとめた。矢巾町教育委員会は第三者委員会を設置し、いじめや自殺の背景を詳しく調べている。