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子どものいじめを逆ギレ正当化モンスター夫婦

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ある人との間にトラブルがあり、妻と話をしようとしても埒が明かなくて、夫側へ話を持ちかけたら夫も変な人だった……。今回、30~50代男女が、「困った」「二度と関わりたくない」と思っている、モンスター夫婦の事例を集めた。(取材・文/フリー編集者・ライター 池田園子)

隣人、子どもの友達の親たちに潜む
モンスター夫婦の実態は?

 夫婦というのは似た者同士がくっつくものなのか、結婚生活を送る過程で似てくるものなのか。ホントのところはどうなのかわからないが、確かに、ある程度の年月、夫婦として生活している二人は、なんとなくタイプが似ているように感じる。

それがポジティブな要素であれば、「素敵な夫婦だな」「いい夫婦だな」と感じるし、逆にネガティブな要素であれば、「親しくなりたくないな」「少し距離を置こうかな」と思うものだ。

 後者の夫婦が身近にいると苦労することがある。住んでいる場所の隣人だったり、子どもの親だったりすると、関わりを持たざるを得ない。そこで非常識さやヤバさにふれて、思い悩まされることもあるだろう……。

 筆者は、これまでダイヤモンド・オンラインで、「モンスター◯◯」を度々取り上げ、実録として紹介してきた。今回は、「モンスター夫婦」の事例を30~50代男女に聞いて集めてみた。こんなモンスター夫婦に遭遇したことはないだろうか。

ベランダ喫煙をやめてと伝えたら……
まさかの逆ギレだった非常識夫婦

 まずは、モンスター度・初級(「筆者が集めたエピソードの中では比較的軽度であり、初級と分類してみた」と補足しておく)の事例から見ていきたい。

「前に住んでいたアパートの隣人夫婦が2人揃っておかしかったです。彼らがベランダでたばこを吸う人だったんですね。おかげで洗濯物に臭いがついてしまい、困っていました。

 直接言うのも気が引けたので、管理会社経由で連絡してもらうと、ある日ポストに1枚の便箋が。『自分たちはそんなにたくさん吸っているわけではない。なのに、通報するなんて、大げさですよね』みたいなことが書かれていて……。

 あまりにもイラッとしたので、『そもそもベランダでたばこを吸うのはダメだ、本当にやめてほしい』と直接口頭で伝えにいくと、居留守を使われました。明らかに中にいるのに出てこなくて、『あー来たよ』『うっせーなぁ』『無視しちゃお』とか聞こえるんです。

 あえて僕に聞こえているような感じで話していて、もう最悪でしたね。幸か不幸か、更新時期があと数ヵ月に迫っていたので、コミュニケーションを取るのを諦めて引っ越しました」(30代男性)

 ベランダでの喫煙は法律で禁止されているわけではないが、物件の管理規約に禁止事項として書かれていることはある。書かれていなかったとしても、多くの人が共同生活を営む集合住宅に住んでいるならば、周囲への配慮は欠かせない。

 たとえ最初は自分たちの行為が迷惑となっていることに気づかなくても、注意されれば行動を正すのが筋だろう。または、周りに想像力を働かせることができたら、素直に受け入れることができるはずなのだが……。後味の悪いエピソードだ。

子どもが他人の家で夕食を食べ続け…
両親の対応に仰天

「昔、長女の同級生(当時小3)が遊びにきては、夕飯まで食べて帰ることがよくありました。その子の両親は共働き。でも、他人の家で何度も夕飯を食べて帰ることをなんとも思っていないのか、お礼の連絡すら一切ありませんでした。

 うちはそんなに裕福ではないので、プラス1人分の夕食を用意するのも、家計的に気になっていたんですね。ときどきならまだしも、1週間に何度もそういうことがあると、負担になるじゃないですか。

 思い余って、その子の両親に電話をして、『◯◯ちゃん、うちで夕食を食べて帰ってるの、ご存じですか?』と聞くと、『ああ、いつもありがとうございます』とだけ言われました。

 『そういうことが続くと、こちらも大変なんです』というのをやんわりと伝えたところ、今度は夫が出てきて、『いつもお世話になります。でも、子ども1人分くらい、大したことないじゃないですか。今度お礼しますから。いろいろすみません』と話を終わらされたんですよね。

 そういうことじゃないんだけどな……とモヤモヤした思いが残りました。その後もその子の両親から何かお礼が来ることもなく、あいさつすらなかったですね。その子に罪はないですが、親の態度にイライラするのが嫌になって、娘には『◯◯ちゃんとは夕ごはんを食べる前にバイバイしてね』と伝え、夜になる前に帰ってもらうようにしました」(50代女性)

「自分の常識は他人の非常識」なんて言葉もあるが、他人の家で子どもが食事をいただいた場合、お礼を言うのは「誰にとっても共通の常識」と言えるのではないだろうか。感謝の気持ちを伝える――それさえかなわないのが、モンスター夫婦というものなのか。

子どものいじめを指摘したら逆ギレ
「それくらい普通だ」と恫喝してくる夫婦

 続いて、モンスター度・中級(筆者独自の判断)の事例を見ていこう。

「被害を受けたお子さんの親御さんから聞いた話です。息子さんが同級生の男の子から下着を脱がされるといういじめに遭い、母親がいじめた子の母親に文句を言ったところ、『何が問題なんですか?』と反論されたそうです。

 詳しく事情を聞いたり、その上で自分の子どもに非があるとわかったら、謝ったりするのが一般的な対応だと思いますが、そうはならなかったわけですよね。結局、話がこじれて、両家の話し合いに発展し、いじめた子の父親から、『男だったらそれくらいやるだろうが!』と恫喝されたと言っていました」(40代女性)

 嫌がる相手の下着を脱がす、という行為は明らかないじめ。自分が下着を脱がされることを想像するとつらいし、なぜそんな理不尽な目に遭わないといけないのか、という気持ちにもなるはずだ。しかし、この母親は、下着を脱がす行為がいじめに該当することをわかっていないし、子ども同士の単なるおふざけだと思っているかのようだ。

 父親に関してはさらにたちが悪く、男の子であれば相手の下着を脱がすのはおかしくない、という暴論を吐いている。この父親の“当たり前”が一般のものであれば、世界はとても恐ろしい空間になる。同じ言語を話す人間、同世代の人間でありながら、話がまったく通じないことはあるのか……と絶望を感じる事例だ。

子どもが高額なモノを壊したのに
「証拠を出せ」と主張する夫婦

 最後は、モンスター度・上級(筆者独自の判断)の事例で締めたい。

「我が家に遊びにきた子どもの友達が、トイレのドアを壊したことがありました。普通の開け方とは逆に無理やり開けようとしたみたいで、私が確認したときはドアノブが外れていたんです。

 子どもの玩具とか、そういった安価なものなら、まぁいいかとスルーすると思いますが、ドアノブはそれなりに修理費用がかかります。まずは電話でドアノブが壊れたこと、修理費用を請求したいことを伝えると、『それ、本当にうちの子がしたことですか?』と聞かれてびっくり。

 私はそのとき家にいましたし、子どもの友達がトイレから出てくるとき、妙にドアをガチャガチャさせていて、トイレに行ってみると壊れていたので、確かに壊したのはその子なんです。それを伝えても『うちの子が犯人だと決めつけないでください』と言われ、お宅へ伺って、旦那さんにも話をすることにしました。

 すると旦那さんは旦那さんで、『築20年超のマンションでしょう?経年劣化もありますよね。だから仮にうちの子が壊したというのが本当だったとしても、100%うちに非があるわけではないでしょう。修理費を出すとしても、全額はおかしいでしょう。あと証拠も出してくださいね。出ないと支払えません』と突っぱねてきて……。

 室内に監視カメラを設置しているわけではないですから、確固たる証拠は出せませんし、何度話し合っても埒が明かなかったので、泣き寝入りしました。その子自身、曖昧な態度を取っていたものの、悪意があったとは思いませんが、また何かあって親と交渉できないとなると嫌なので、その子を家に来させるのはやめました」(40代女性)

何も言いがかりをつけているわけでもないのに、こうした態度を取られると、どうしていいかわからないというのが本音だろう。弁護士に依頼するなど、第三者を介入させるのが望ましい事例なのかもしれない。

モンスター夫婦と
関わってしまったら?

 どこかで見ず知らずのモンスター夫婦と遭遇したのならば、「すごい夫婦がいるもんだな」と感心(?)するだけで済むが、隣人や子どもの友達の親などとなると、残念ながらそうはいかない。何かしら関わりを持つことになるからだ。

 とはいえ、少しでも深入りしてしまうと、上記のような“被害”に遭い、不快な思いをすることになる。傷つくこと、戸惑うことも度々あるだろう。では、どうすればいいか――。答えは一つで、「この人たち、モンスター夫婦だ」と気づいたら、なるべく早く距離を置くこと。

 距離を置いたり、適正な距離感を保ったりすることで、彼らから受ける被害は最小限に抑えられるはずだ。触らぬ神にたたりなし、触らぬモンスター夫婦に被害なし、なのだ。