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仙台市立小校長いじめ対応で「相談内容漏洩」

仙台市で平成30年、市立小2年だった女児へのいじめに悩んだ母親が女児と無理心中したとみられる問題で、母親の相談内容を加害者側に無断で漏らしたとして、宮城県警泉署が地方公務員法守秘義務)違反などの疑いで捜査した小学校長の書類を仙台地検に送付したことが10日、遺族への取材で分かった。

 女児の父親が刑事告発していた。署は捜査結果や付帯意見について明らかにしていない。

 父親らによると、女児の両親は加害児童2人とその保護者との面談に向け、聞きたい内容をつづった文書を作成。質問の仕方を相談する目的で、30年8月に校長に文書を手渡した。面談時に保護者が文書を持っていたことで漏洩(ろうえい)が発覚。校長は「保護者が話し合いの内容を知りたがった」と弁明したが、父親は「保護者の態度が硬化して話し合いにならず、妻の心理的負担につながった」と訴えている。