三重大付属小でいじめ兄妹が不登校に
三重県にある国立三重大学付属小学校で、小学4年生の男子児童(10)と3年生の女子児童(9)の兄妹がいじめを受けていたことが分かりました。被害児童の家族が学校側の対応は不適切であるとして13日、県教育委員会に申し入れ書を提出しました。
学校の調査によると、男子児童は4年前から突き飛ばされるなどのいじめ、女子児童は3年前から耳に肘打ちをされるなどのいじめを受けていました。児童2人は、去年6月から不登校となっています。
学校側はいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定し、再発防止のための調査報告書を作成しましたが、被害児童の家族は「報告書は加害児童の主張に偏ったもので適切な対応をしてもらっていない」などとして、県教委に申し入れ書を提出しました。
いじめを受けた女子児童は「自分が辞めないで、学校に行きたいから、行けるようにしてほしい」と語っていました。
学校側は、中京テレビの取材に対し「事実は調査報告書に書いている通りだと認識しており再発防止に努める」とコメントしています。