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相模原市 「いじめが一因」と答申 

 相模原市で2013年秋に自殺した市立中学2年生の男子生徒について、市教育委員会が設置した第三者調査委員会は「いじめが自殺の一因」とする答申をまとめ、29日に発表した。

 市教委によると、男子生徒は13年11月1日、自宅で首つり自殺を図り、10日後に病院で死亡した。男子生徒の親の要請を受け、15年3月から調査委がいじめの有無などを調べていた。

 教職員や遺族ら17人への聞き取り調査や生徒へのアンケートを行ったところ、男子生徒は中学に入学した12年4月以降、複数の生徒から断続的に「俺を不快にさせるな」「社会の迷惑だから消えろ」などの暴言のほか、蹴られるなどの暴行を受けていた。自殺を図った当日も、リュックを押されて転倒していたという。

 調査委は「広い意味でのいじめが存在した」と認定。「男子生徒には苦痛が蓄積していた。学校側が対応していれば自殺を防げた可能性は否定できない」と結論づけた。

 答申を受けた市教委の土肥正高・学校教育部長は「それぞれの暴言や暴力について、教員らの間で情報が共有されず、いじめではなく、個別的、偶発的なけんかと認識していた」と話した。今後、再発防止策をまとめるという。

 答申を受け、男子生徒の両親は「息子の死を無駄にしないよう、改善策を実行してほしい」とのコメントを発表した。