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いじめ事件 ・イジメ ニュースを発信中!スマホいじめが増加!子供達をいじめから守ろう!

「いじめNO」 服やバッジでメッセージ

2月の最終水曜にピンク色の服やバッジなどを身につけて「いじめ反対」の意思表示をする「ピンクシャツデー」の活動が各地に広がっている。今年は27日で、いじめ被害にあった子供を励ます音楽映像の発信や観光スポットのライトアップも行われる。

 この活動は、カナダの学校で2007年2月、ピンク色のポロシャツを着た男子生徒がいじめを受けたことから、「いじめ反対」を訴える生徒らがピンク色のシャツを着て登校し、いじめをなくしたのが始まり。メディアが次々に取り上げ、70か国以上に波及した。

 北海道十勝地方の教員らでつくる推進団体「ピンクシャツデーとかち」は13年から普及活動を続け、今年は、地元のシンガーと中学生らがいじめ被害者を勇気づける歌を歌う音楽映像(英語版)を27日に動画配信サービス・ユーチューブで公開する。参加した音更おとふけ町立音更中1年の生徒(13)は「活動を通じ、みんながみんなに守られている雰囲気に変わる」と語る。

 大津市立真野中学校ではこれまで、生徒がピンク色の名札を作って身につけたり、「友だちの力になろう」といったメッセージを貼り出したりしてきた。今年も生徒会が「いじめ反対」のメッセージを発信する。

 神奈川県では昨年、NPO法人・神奈川子ども未来ファンドなどが推進委員会を結成。地元の自治体や企業・団体の協力も得て、横浜マリンタワーなどをピンク色にライトアップする。

 自身のいじめ被害の体験を基にした著作を発表している作家の中園直樹さんは「世界中に仲間がいると知れば、孤独から抜けだし、希望を持てる」と話している。