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「コロナいじめを許さない」というチラシいじめ被害を書いてポストに投函する仕組み

監察課いじめ対応 コロナ対応版

寝屋川市が「監察課」(2019年10月に発足した市長直轄の部署)を用いた学校のいじめ対応策の1つとして、新型コロナウイルスに対応した「いじめ通報促進チラシ」を市立小中学校の児童・生徒に配布します。

チラシ(小学生低学年・高学年・中学生向けの3種類)は「いじめを絶対に許さない!」というメッセージとともに切り取り型の手紙と一体になっており、その手紙にいじめの情報を記入して郵便ポストに投函すれば、直接寝屋川市の監察課に届く仕組みです。

このチラシは2020年1月から毎月配布されています(休校期間を除く)が、全国的に新型コロナウイルス感染者等が誹謗中傷や差別的な扱いを受ける事例が相次いでいるのを受け、今回「コロナいじめダメ」のメッセージを入れることになったようです。

メッセージの内容は、以下の通りです。

〈小学校高学年用〉
「コロナに感染している」「コロナがうつる」などの発言や仲間外れにすることは、冗談でも人を傷つける行為です!いじめや差別につながるので、絶対にやめましょう!(振り仮名付き)


寝屋川市では現時点で新型コロナに関するいじめは把握されていませんが、「どんな些細なことでも悩みや相談等があれば、連絡してください」とのこと。


~監察課についておさらい~

いじめの通報があった時点で監察課(弁護士資格を持つ職員やケースワーカーの経験がある職員で構成)が対応することにより、いじめの早期発見・早期解決を目指す制度です。(行政的アプローチによりいじめ問題を解決する監察課の役割について詳しく知りたい方は2019年10月の記事をご覧ください。)

〈監察課の業務の流れ〉
①いじめ事案の発生

②学校、いじめ防止対策委員会(学校内)、当事者などから監察課への通報

ケースワーカー等がいじめの事実、程度を調査した上で「いじめ判定会議」を開催し、監察課で対応する「いじめ事案」かどうかを判定する。

④「いじめ事案」と判定した場合は、被害生徒・加害生徒・保護者・教員等へ聞き取りを行い、いじめ是正に向けたアプローチを行う。


★フロー図
フローイメージ
寝屋川市企画三課提供

フロー図 段階
寝屋川市企画三課提供

いじめの通報は市公式アプリ「もっと寝屋川」やいじめ相談のフリーダイヤルでもできますが、手紙と一体型になったチラシを直接子供に配布する(=攻めの情報収集)ことにより、声を上げやすくなる効果が期待されています。

市によると、いじめられている本人だけでなく、いじめを知っているクラスメイトや保護者にも活用して欲しい制度だということです。