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命の作文読む命日に日!「いじめ考える日」にしたい…

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長崎県新上五島町で2014年、いじめを受けていた町立奈良尾中3年の松竹景虎(かげとら)君(当時15歳)が自殺した問題で、同中が松竹君の命日である1月8日を「いじめ問題を考える日(仮称)」と定め、松竹君が生前にいじめをテーマに書いた「空気」という題の作文を、3学期の始業式の日に生徒らが読む機会を設ける方針を決めた。通常の授業でも作文を使い、いじめ防止の指導などに活用する。

 

解決法はただ一つ…。みんなが親友になることだ

 作文は3年の夏休みに書かれた。「いじめの原因は何かを伝えよう。それは『空気』だ」と記し、解決方法として「みんなが親友になること」を挙げていた。

 町が設置した第三者委は今年1月、松竹君の自殺について「過酷ないじめを受け続け、生きている価値はないと思わされるほど追い詰められ自殺した」と結論づけ、作文を「体験した事実を述べているとしか思えない」と評価し、全文を報告書に引用した。

 松竹君の父裕之さん(51)は「作文は息子の問いかけであり、リアルな体験を踏まえたメッセージ。言葉一つ一つを大切にして、生徒が楽しく学校生活が送れる環境作りに役立ててほしい」と願う。奈良尾中の高尾良能(りょうのう)校長は「人を傷つけてはいけないということや命の大切さを伝え、二度とこのようなことがないようにするために作文を役立てたい」と語った。

 報告書などによると、松竹君は同級生から「死ねばいいのに」といった悪口を言われるなどのいじめを受け、3学期の始業式の日の1月8日朝、自宅近くのグラウンドで命を絶った。松竹君は無料通信アプリ「LINE(ライン)」で自殺を示唆するメッセージを同級生に送っていたが、誰も学校や松竹君の両親に伝えなかった。【樋口岳大】

「空気」(一部抜粋)

 いじめの加害者の気持ちを想像してみた。主な理由は二つほど考えられる。まず一つ目、いじめという行為が楽しい。「相手の反応がおもしろい」などがよく補足としてつけ足される。このての加害者は恐らく、自分がその苦痛を知ることでしかやめないだろう。

 二つ目は、周りの友達に合わせているからだと考えられる。そう、ほとんどの人が自分が嫌われないように生活しているのだ。もし、少しでも友達が嫌いな子に優しくすれば、そのことを責められ、今度は自分がいじめの対象になるのではないかという不安と恐怖にかられる。それの連鎖がおこるから、周りの人に合わせるといじめがおこる可能性があると思う。

 もっともたちが悪いのは後者の方だ。なぜなら、いじめが完全に終わることがほとんどないからだ。対象者は移り変わってもいじめは続く。

 では、いじめの原因は何かを伝えよう。それは「空気」だ。これが目に見えないものだから恐ろしい。いじめをしなければ自分がやられてしまうという空気、いじめに参加しないといけない空気。いじめの加害者、主犯でさえも空気によって動かされているのだ。

 この問題を解決する方法はただ一つ……。みんなが親友になることだ。そう、実はすごく簡単なはずなのだ。人の笑顔は人を笑顔にし、その笑顔がまた別の人を笑顔にすると思う。僕の好きな歌にこういう歌詞がある。「空気なんてよまずに笑っとけ、笑顔笑顔、笑うかどには福来たる」。暗い顔をしていてもいいことは起こらない。

 いじめの加害者は本当にごめんと一言言えば必ず許してもらえるだろう。学校で習う数学の公式や英単語を忘れても、笑顔の大切さだけは忘れないでください。