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いじめ不登校の男子生徒いじめ記録内容は「ほとんど虚偽」

 

クラブ活動の部員からのいじめやインターネットの中傷の書き込みなどを苦にして、川口市立中学3年の男子生徒(15)が不登校になっている問題で、男子生徒が市教委に対して、個人情報の「自分のいじめに関する記録」の開示請求をして公開された文書について、「開示されたものは3年間のうち一部だけで、内容がほとんど虚偽だ」として、文書の訂正請求を行った。

 開示請求は1月5日に行い、同月26日に開示回答があった。訂正請求は2月15日付。川口市の法令に基づき市教委の回答期限は3月8日となっている。

 開示を求めたのは「いじめの重大事態に関する記録全て」とし、具体的には事故発生報告書、学校事故報告書、指導要録、職員会議録、市教育委員会会議録、生徒からの聞き取り記録、文部科学省と県教委や市教委がやりとりした文書。

 学校側の対応を明らかにする上で重要とみられる職員会議録、市教育委員会の会議録、生徒からの聞き取り記録などは開示されなかった。

 開示された書類の表題は、「人間関係のトラブルに起因する(保護者の申し立て)いじめ事案発生報告~○○中学校からの報告」だった。保護者は「軽い表現になっている。全体として虚偽の文書」と批判している。

 市教委の大竹伸明指導課長は「現在、訂正請求のあった文書について精査している。いずれも過去の文書なので、文書が書かれた時点の認識を反映しており、現時点の認識とは違うことも念頭に置いてほしい」と話している。

 この問題では、市教委の第三者による「いじめ問題調査委員会」(3人で構成、委員長・米津光治文教大教授)が2017年2月から調査を行っており、今月27日に市教委が調査委の進捗(しんちょく)状況について調査報告書原案などを保護者に示して、意見を聞く予定になっている。