自殺生徒の遺族が卒業式に
2017年4月に自殺した高校2年の男子生徒=当時(16)=が通っていた長崎市の私立高で1日、同級生らの卒業式があり、遺族が参加した。第三者委員会は自殺の主な要因を「同級生によるいじめ」と認定しており、遺族は「(再発防止への)思いを持っていただきたい」と話した。
この日、両親ら3人が遺影を携えて学校を訪れた。式は非公開で、終了後、取材に応じた父親は「息子の姿が思い浮かび、涙が止まらなかった」と声を詰まらせた。母親は「卒業生には、人の痛みが分かる子に育ってほしい」と訴えた。