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いじめ経験者に聞いた! 「あの時親にして欲しかったサポート」は…

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いじめに関する痛ましいニュースを聞くたびに、胸を痛めている方も多いことでしょう。では、万が一自分の子どもがいじめに巻き込まれていると知ったら、親としてはどのように対応すればいいのでしょうか?

 

そこで今回は『WooRis』が全国に住む男女500人に「あなたは過去にいじめられた経験がありますか?」と質問。その問いに「ある」と答えた158人(31.6%)に、「その当時、“親にしてほしかったサポート”は?」と聞いてみました。

 

アンケート調査では回答者はランダムに選ばれていますが、回答者の3割が過去にいじめに遭ったと答えています。子どもを育てる親御さんは、万が一のときに備えてぜひともチェックしてみてください。

 

 


■第5位:「何でも言い合える関係を作ってほしかった」(15.2%)

第5位は、「何でも言い合える親子関係作り、家庭作り」が15.2%でランクインしました。

 

親御さんは「何かあったら相談してほしい」と、普段からお子さんに伝えているかもしれません。しかし現実には何でも言い合える家庭・親子関係になっているケースばかりとは言えないのかもしれませんね。

 

相談したいときに親が家にいなかったりすれば、子どもは親への相談を諦めて自分の胸の内につらさを秘めてしまうでしょう。

 

また、子どもが「学校に行きたくない」と言ったら、それは確実に何かが起こっているサインです。「何情けないこと言っているの!」などと激怒したら、子どもは委縮して親には何も言えなくなってしまいます。

 

日常的に“今日あったこと”を親子で話す習慣をつければ、子どもの口調や表情、テンションの違いが細かくわかるはずなので、子どもの身の回りに起こっている危険の芽を早期に摘むことができるかもしれません。

 

 


■同率第3位:「自信を与えてほしかった」「絶対守ると言って欲しかった」(各15.8%)

同率で第3位に選ばれた回答は、「自分に自信を与えてくれるような言葉掛け」「“絶対に守る”など頼りになる言動」(各15.8%)でした。

 

クラス全員から見た目をネタにいじめられていたりしたら、せめて親だけは味方になってもらいたいもの。そのうえ家でもガミガミ言われていたら、子どもにとって安住の地である家すら逃げ場にならなくなります。

 

また、筆者の周囲からいじめに関するコメントを集めたところ、「壮絶なイジメにあっていましたが、“逃げずに頑張れ、親は何もできない”と言われ、激しい孤独を感じた」という悲しい意見が寄せられました。

 

学校でいじめに遭い、先生すらとり合ってくれない。そんな時、子どもに寄り添って力になってあげられるのは親だけです。「ママがいるから大丈夫」「心配しないで、ママはいつでも味方だから」と言葉をかけてあげる。

 

そして子どもとのコミュニケーションを怠らずに情報収集して事実確認を行い、時には学校に乗り込む強さや、第三者に助けを求める行動力をここ一番で発揮しないで、いつ誰が子どもを守るんですか?

 

 


■第2位:「学校を休んでいいと許してほしかった」(19.0%)

第2位には、「学校を休んでもいいという許し」(19.0%)が挙げられていました。

 

いじめられている子どもにとって、「逃げずに学校に行け」と言われるのはつらいもの。学校で何が起きているのかも知らずに、世間体で学校に行かせようとする親に、子どもは不信感しか湧きません。

 

「学校など別に休んでもいい」「転校しても構わない」などの言葉が、いじめられている子どもにとってどれだけの救いになるか、よく分かる結果ですね。

 

不登校になったら困る」「この程度で甘やかしてはいけない」「何でも逃げるくせがつく」など、大人の立場からは反論があるかもしれません。

 

しかし子どもが追い詰められて最悪の選択をしてしまうくらいなら、学校くらい休ませてしまったっていいのではないでしょうか。

 

 


■第1位:「もっと早くサインに気づいて欲しかった」(20.9%)

第1位は、「こちらから何も言わなくても、もっと早くサインを感じて欲しかった」(20.9%)でした。

 

いじめられていることは、やはり親には言いづらいもの。年齢が上がるにつれてその傾向は強くなります。だからこそ、親の方から察してあげたいものです。

 

子どもからは何らかのサインは出しているはずです。体調不良が多かったり、制服や持ち物が不自然に汚れていたり、笑顔や瞳の奥に生気がなかったり……。

 

「親が気づいて行動してほしかった」「親を心配させたくないから、自分からは言えなかった」と親を気遣った意見もありました。

 

文部科学省によれば、(1)表情や態度、(2)服装、(3)身体、(4)行動、(5)持ち物、(6)友達の態度、などがいじめを見抜くサインになるのだとか。

 

表情が暗い、わざと明るく振る舞っている、シャツやズボンが汚れたり破れていたりする、身体に傷やあざがある、登校時に体調不良を訴える、学習意欲が下がった、忘れ物が増えた、持ち物をよくなくす、友達に変なあだ名をつけられているなど、いじめのサインはさまざまな部分に出ると言います。

 

親として子どもの変化に敏感になり、いじめの有無をいち早く見抜いてあげたいですね。

 

 

 

以上、実際にいじめられていた過去を持つ人が語る、親にしてもらいたかったサポートを紹介しましたが、いかがでしたか?

 

第6位は「いじめっ子の親や本人に直談判」(14.6%)、7位は「いじめっ子への報復」(13.3%)などが挙げられていましたので、併せて参考にしてみてください。