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大空襲体験 語る「いじめなくそう」

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富山大空襲の語り部、佐藤進さん(82)=富山市藤木=を招いた戦争体験を聞く会が十三日、砺波市庄川小学校であり、児童や地域住民約二百人が耳を傾けた。

 佐藤さんは十歳だった終戦間近の八月二日未明、約五十二万発の焼夷(しょうい)弾が投下された富山大空襲を体験。兄と自宅そばの小川に飛び込み、遅れた母親と妹が飛び込んだ直後に焼夷弾がさく裂したと話した。防空壕(ごう)に逃げ込んだ人たちが大勢命を落としたことや、空襲の後、小さな子どもと母親の遺体が横たわっていた光景が今でも忘れられないと、戦争の悲惨さを話した。

 児童らは「罪のない約三千人が富山大空襲で犠牲になりました」「日本は戦争の被害者であり、加害者」と、写真やデータをスライドで示して話す佐藤さんの言葉にじっと聞き入った。

 佐藤さんは「悲惨な戦争の話を次の世代に伝えてほしい。身近な平和について考え、いじめをなくし、困っている人を助けてほしい」と呼び掛けた。