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いじめ防止「態度で示して」遺族が市長ら宛てに所見書

2017年、仙台市青葉区の折立中2年の男子生徒=当時(13)=が教諭から体罰を受けた上、いじめを訴えて自殺した問題で、遺族は17日、市教委の第三者機関の答申に対する所見書を郡和子市長、佐々木洋教育長宛てに提出した。内容を受け入れ、再調査は求めない意向を正式に伝えた。
 所見書によると、遺族は「市長選の公約で、いじめ問題に取り組むと掲げたにもかかわらず、検証委員会を立ち上げるばかりで、丸投げ状態に見える」と郡市長の姿勢を批判。再発防止の主体的な取り組みを「態度で示すよう要望」した。
 郡市長や佐々木教育長の謝罪は「パフォーマンスは要らない」と断った上で、男子生徒が在学時の教育長、校長、担任、体罰をした教員、市教委学校教育部長の処分を改めて求めた。
 関係者によると、市教委の担当者が遺族と会い、答申の内容を説明し、所見書を受け取った。佐々木教育長も同席する予定だったが、遺族が断ったという。
 文部科学省ガイドラインによると、いじめの重大事態の調査で、第三者機関の答申を教育委員会が首長に報告する際は、被害児童生徒や保護者の所見書を添付できると定めている。