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子どもの「いじめ・自殺・貧困」の実態の企画の映画が公開中

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加計学園問題で注目された元文部科学省事務次官前川喜平さんらが企画した映画

 

大阪で上映されています。映画には、前川さんが現役時代に知った子どものいじめ・自殺・貧困などの実態を色濃く反映させているといいます。

7月18日、大阪・十三にある映画館「シアターセブン」では、新型コロナウイルスの影響で一時休止していた“ある映画”の上映が再開しました。タイトルは『子どもたちをよろしく』です。

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MBS西靖アナウンサー(左)と元文部科学省事務次官前川喜平さん(右)

この映画は、元文部科学省事務次官前川喜平さんが企画に携わりました。前川さんは3年前、加計学園獣医学部新設をめぐり、政府の圧力があったと告発。退官後は、自主夜間中学のスタッフとして活動しています。映画について、MBS西靖アナウンサーが前川さんに話を聞きました (前川さん)「これは中学生のいじめと自殺という重いテーマですが、現役のときには十分解決できなかった問題。」 (西アナ)「いじめ・貧困・虐待へのアプローチについて、ある種のもどかしさ、届かないという思いはずっとあったということですか?」 (前川さん)「そうですね。ですからこれは、家庭の中の問題は一番見えにくいところなのでね。なかなか分からない。しかし、子どもたちがそこで苦しんでいるのは事実。その子どもたちに居場所が必要でしょ、ということを知っていただきたいという意図がある映画です。」 一方、加計問題告発の過程で、前川さんは「出会い系バーに出入りしていた」と報じられました。「女性の貧困について話を聞くために行った」と説明しましたが、菅義偉官房長官は2017年の会見で、「さすがに強い違和感を覚えましたし、多くの方もそうだったんじゃないでしょうか。教育行政の最高責任者がそうした店に出入りして小遣いを渡すようなことは到底考えられない。」と述べていました。 (前川さん)「今、『夜の街』という言葉がありますが、夜の街でいろいろな話を聞いたことがありました。その中で聞いた話はある程度反映されています。」 (西アナ)「“出会い系のお店”に通っていると、官房長官からもそれはどうかと指摘されたその話ですか?」 (前川さん)「そうです。あそこで聞いた話は優樹菜(登場人物)のキャラクターには反映されていますね。この優樹菜が性的虐待を受けたり、風俗で働いていたりするんですけどね。こういう境遇の女性は確かにたくさんいる。」 コロナ禍の今、家庭の中で苦しむ子どもが増えると、前川さんは懸念しています。 (前川さん)「虐待が増えたはずなんです。これはまだ数字では分かっていませんけど、少なくとも分かっているのは学校・幼稚園・病院からの通報が非常に減ったんですね。子どもが学校にも幼稚園にも病院にも行かなくなったので、虐待が見つけにくくなった。親の方にも失業や廃業などの事態が生じていて、困窮する家庭が増えているはずですね。つまりこの映画で描いているような家庭が実は増えているはずなんです。その中で結局一番苦しむのは子どもたちなのでね。地域社会で暮らしている人たちにも学校の関係者にも(映画を)見ていただきたい。行政や政治の関係者にも見ていただきたい。」