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いじめ疑惑のカリムベンゼマがヴィニシウスの母国ブラジルで大炎上!

「この醜い腰抜けめ!」

「恥を知れ」

批判の矢面に立たされたベンゼマ。翌日の練習場では火消しに奔走した。(C)Getty Images

いまだ怒りが収まらないのが、ブラジルのファンやメディアだ。

 事の発端は現地火曜日のチャンピオンズ・リーグ第2節、レアル・マドリー対ボルシアMG戦のハーフタイムに起こった。再入場前の花道で、マドリーの元フランス代表FWカリム・ベンゼマはチームメイトの左SBフェルラン・メンディに歩み寄ると、「アイツはやりたいようになっている。アイツとはプレーするな(ボールを渡すな)。俺たちと対戦しているようなものだ」と耳打ち。その映像と音声がフランスの放送局『Telefoot』でオンエアされるに至り、大問題に発展したのだ。

 

昨夜のグラッドバッハとレアルマドリードの試合のハーフタイムで、カリムベンゼマは、フェルランドメンディとビニシウスジュニアにパスしないように指示したと大炎上!!



【動画】カリムベンゼマが“いじめ”を指示する問題の twitter シーンはこちら!

 

ベンゼマが意味するところの“アイツ”とは、20歳のブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールを指していた。サイドでボールを持ちすぎる傾向が強く、なかなか効果的なパスを供給してこないヴィニシウスに対して、日頃からベンゼマはフラストレーションを溜めていたとされる。マドリーは終了間際にベンゼマとカゼミーロが連続得点を決め、辛くも2-2のドローに持ち込んだが、一夜明け、後輩に対する“いじめ”とも取れる発言に批判が集中した。

 火消しに懸命だったのがベンゼマ本人だ。再開されたトレーニングではヴィニシウスと話し込む場面もあり、発言の意図を説明したとも報じられている。しかしながら、ヴィニシウスの母国ブラジルから上がった火の手は鎮火しない。猛然とベンゼマを襲い続けている。

 ボルシアMG戦について言及したベンゼマのインスタグラム記事には、これまでになんと9万件を超えるコメントが殺到。普段は多くても4000件のところが、ブラジル人ファンのバッシングが嵐のように吹き荒れているのだ。「ヴィニシウスに謝罪しろ!」「恥を知れ」など罵声や批判的な意見がほとんどで、そこにはエバートンで活躍するブラジル代表FWリシャルリソンも名を連ねた。「小さなクラブの卑劣な振る舞いだよ」と皮肉たっぷりだ。