いじめニュース速報@イジ速

いじめ事件 ・イジメ ニュースを発信中!スマホいじめが増加!子供達をいじめから守ろう!

大津市立中学二年の男子生徒=当時(13歳) 父親は、真っすぐ前を見て語った…

「いじめは被害者を自殺に追い込む」。いじめを受けて二〇一一年十月に自ら命を絶った大津市立中学二年の男子生徒=当時(13)=の父親は、真っすぐ前を見て言った。

男子生徒の死から九年三カ月。いじめと自殺の因果関係を認める高裁判決が一月下旬に確定した。父親の記者会見を取材しながら、小学校時代の苦い記憶が頭をよぎった。
 ある日の放課後。校舎の玄関で、記者は友達と同級生の悪口を言っていた。「あいつ、本当にきらい」
 そのとき、当の本人が前を通った。その顔が、一瞬にして曇った。下を向き、さっと靴を履き替え、無言で去って行った。
 当時、いじめという意識はなかった。ただ、あの表情が全てを物語っていた。
 会見で、父親は、いじめをしている人に向けて訴えた。「あなたの行為は、相手を自殺に追い込む危険な行為。今すぐやめて、謝ってください」。その言葉が、胸に深く突き刺さった。