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(14)北海道 凍死事件 背景にある いじめ問題 の詳細! (1)~(25)まで

※本記事では廣瀬爽彩さんの母親の許可を得た上で、爽彩さんの実名と写真を掲載しています。
この件について、母親は「爽彩が14年間、頑張って生きてきた証を1人でも多くの方に知ってほしい。
爽彩は簡単に死を選んだわけではありません。
名前と写真を出すことで、爽彩がイジメと懸命に闘った現実を多くの人たちに知ってほしい」との強い意向をお持ちでした。編集部も、爽彩さんが受けた卑劣なイジメの実態を可能な限り事実に忠実なかたちで伝えるべきだと考え、実名と写真の掲載を決断しました。

《テンションあげるの難しいですね》
失踪当日のメッセージ

  爽彩さんが家を飛び出し、失踪した2月13日、
爽彩さんはbさんに午前中から失踪直前に至るまでLINEメッセージを何度も送った。

「午前中までは何気ない、いつものテンションだった」とbさんは語る。

 以下は失踪当日、bさんに爽彩さんから送られてきたメッセージの抜粋だ。

《おはよ》(9時10分)

 

《テンションあげるの難しいですね》(9時10分)

 

《おべんきょ頑張れ》(13時49分)

 この日、bさんは大学受験の当日だったため、返信をできずにいた。
爽彩さんの糸が切れたのは、その日の夕方のことだった。

《ねえ》(17時26分)

 

《きめた》(17時26分)

 

《今日死のうと思う》(17時26分)

 

《今まで怖くてさ》(17時28分)

 

《何も出来なかった》(17時28分)

 

《ごめんね》(17時28分)

 

《既読つけてくれてありがとう》(17時34分)

失踪直前に爽彩さんがbさんへ送ったLINEメッセージ
失踪直前に爽彩さんがbさんへ送ったLINEメッセージ

 同様のLINEを、bさん以外の他の友人数名にも送り、爽彩さんはスマートフォンの電源を切った。
後にbさんが返信をしたものの、そのメッセージに「既読」のマークはつくことはなかった。

この日の旭川の気温はマイナス17度。
凍てつく寒さの中、爽彩さんは薄着で夜の公園へと出向いた。
彼女の遺体が発見されたのは、それから38日経った3月23日のことである。

イジメがあった公園 ©文藝春秋

 前出のaさんは「彼女はずっと苦しんで耐えてきたんです」と、絞り出すように答えた。