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「女帝を狙撃して破裂した」双子姉妹の“悪質いじめ騒動

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東京五輪・女子バレーボールの大一番となったライバル対決は、フルセットの末に韓国がモノにした。

7月31日に行なわれた1次リーグで、2勝1敗の韓国は1勝2敗の日本と対戦。勝てば準々決勝進出が決まる宿敵との一戦で、八面六臂の活躍を見せたのが主将のキム・ヨンギョンだ。33歳のスーパースターはこの日も攻守両面でフル回転し、絶えず仲間を激しく叱咤激励して牽引。終わってみればひとりで27ポイントを叩き出すハイパフォーマンスで、日韓戦勝利の立役者となった。  韓国スポーツ界では、もっとも国民の支持と尊敬を集めている現役選手のひとりだ。陽気で誠実な性格が老若男女を問わずに愛され、公式インスタグラムのフォロワー数は102万強を数える。重ねてきたキャリアは圧倒的だ。若い頃は日本でもプレーしており、長く欧州のトップシーンで奮闘。所属クラブに数多のタイトルをもたらし、個人賞を総ナメにしてきた。2012年のロンドン五輪で韓国は4位に終わったものの、キム・ヨンギョンはベストスコアラーと大会MVPの2冠に輝く離れ業を達成している。  韓国にとって悲願の五輪メダルをもたらせるか。キム・ヨンギョンキャプテンシーなくして成就できないことは、韓国国民の誰もが理解している。    そんなキム・ヨンギョンの突出した人気とカリスマ性が、韓国を揺るがしたあの一大騒動の発端になっていたことをご存じだろうか。  2月上旬、韓国プロバレーボールの強豪・興国生命ピンクスパイダースに所属するイ・ジェヨン&ダヨンの双子姉妹を、突然のスキャンダルが襲った。姉妹が中学時代、同級生たちに悪質ないじめ行為を行なっていた事実が暴露され、その後、四面楚歌の大バッシングを受けるドタバタ劇に発展。姉妹は「無期限の出場停止」と「代表チームからの追放」という厳罰を受け、いまだにどちらも解かれていない。  本来ならいまごろ主軸として東京五輪のコートに立っていたはずだが、キャリアの終焉さえ囁かれている。それほど、韓国社会に与えたインパクトが特大だった。ではなぜ、10年も前のいじめ行為を被害者たちは告発するに至ったのか。それは妹のダヨンがインスタグラムにアップした“匂わせ投稿”がきっかけだった。

 2020―21シーズンを前に、興国生命は2大補強に成功する。海外でプレーしていたキム・ヨンギョンがコロナ禍にあって11年ぶりの国内復帰を決め、古巣である同クラブが獲得したのだ。さらに、強烈アタッカーで鳴らすイ・ジェヨンの妹で名セッターのイ・ダヨンも招聘。スター軍団を完成させたチームは快進撃を続け、連勝街道をひた走った。  しかし、徐々にキム・ヨンギョンと姉妹の間に軋轢が生まれる。プロ魂の塊でストイックなベテランに対して、姉妹は芸能人さながらの立ち居振る舞いで自由奔放さが際立つ。衝突が絶えず起こるようになり、ダヨンがジェヨンにばかりトスを上げるなどプレー面にも悪影響を及ぼしていく。  そして、とりわけ険悪だったダヨンが大胆な行動に出る。インスタ上に、自分がチーム内でとある人物から酷いいじめに遭っていて、辛い毎日を送っていると告白したのだ。明らかにキム・ヨンギョンを指す記述で周辺をざわつかせ、やがてマスコミが取り上げるようになる。  すると、一連の記事を読んだ中学時代のチームメイトたちが激怒。ダヨンがいじめの被害者ぶっている点に我慢ができないとばかりに、姉妹が過去に犯した非道ないじめ行為を暴露する決断を下したのだ。韓国メディアは「あろうことか、国民の誰からも愛されているアイコンに喧嘩を売った代償だ。女帝を狙撃すれば、その報いは相応のものとなる。結果、ふたりは破裂したのである」と評し、自業自得だと断じた。    姉妹の一件でチームが空中分解しかけても、キム・ヨンギョンは持ち前の統率力で見事に束ねて、興国生命を一時的にV字回復させたのだから圧巻だ。しかし、ヨンギョンはシーズン終了後に中国の上海への移籍を発表した。騒動に関連したことに責任を感じたのかどうかは定かでないが、真面目な選手本人の性格からして、無関係とは言い切れないだろう。  そんなキム・ヨンギョンの元で、一枚岩となっている韓国女子代表チーム。悲願のメダル奪取へ邁進するなか、決勝チーナメントでの日本との再戦にも期待したいところだ。